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【読書感想文】 読みたいことを、書けばいい。 (書くマインドの話し。)

今回で2回目になります。
よく2回目に取り掛かりました。
自分を褒めながらこの記事を書いていきます。


さて今回読んだ本はこちら。

田中泰延さんです。

・何故この本を手に取ったのか

理由はこちら。

  1. メッセージが目に飛び込んできた。

  2. 紙の触り心地がいい。

  3. 書き始めが面白い。

  4. 文章について知識が欲しかった。



この表紙をみてください。
こんなに分かりやすい表紙ないでしょう。

この本に出会ったとき、私は「文章」について知りたいモードでした。
いつも行く蔦屋書店の平場に立てかけられる格好で置いてありました。

何気なくそこを通った私の目に飛び込んできました。
「読みたいことを、書けばいい。」

「シンプルで分かりやすっ」
もしかしたら独り言をいっていたかも知れません。

この分かりやすさ、上司に報告する時にもこのくらい「一言」で終わらせたい物です。

本を手に取って開いてみると最初に書いてあります。
「あなたはゴリラですか」

でも最初だからいいんです。
本を読む時って一番最初の一言って視界に入れる程度で、まだ本気で読むモードじゃないですよね。

きっと2ページ目に書いてあったら本棚に戻します。

ちなみに何故ゴリラだと思います?
表紙のタイトルもどこか「自由」な感じが漂っていますが。

よければ、あなたなりの答えを思い浮かんでみてください。
最後に「タイトル」との繋がりをお話しします。


1.何の本か

これはタイトルの通り
「あなたが」読みたいことを書けばいい。と言う主張の本です。


「あなたが読みたいこと」ってなんでしょう。
わたしが読みたいことは

  • ためになること

  • 誰かに話したくなること

  • 仕事で使えること

  • 気持ちが楽になること



私はこう思います。
あなたもこんな感じでではないでしょうか。
つまり「自分が楽になる」方向の事柄ですよね。
これが普通の人が読みたいこと。


この「読みたいこと」を「書く」ことで「自分が楽しくなる」ことを知ってほしい。と言っています。


素敵ですよね。
「文章を書くことで楽しくなれる」なんて知らなかった。

文章について知りたかった私は、こうしてこの本を買うに至りました。



2.どう勉強になったか

「書くことは、世の中を切り取ること」に気が付きました。


文章を書くことって、無意識のうちに「何かを広げる」ことだと思っていました。
だって書いて表すことで、世界が広げられる気がしますよね。

でもそうじゃない。
「切り取ること」に隠されている本心は


「自分目線で考えなさい。」

と言うことです。
これは「書くこと」の本質のような気がします。


多くの人は文章を書くときに「万人に向けて」書こうとしがちです。
だってその方が読みやすそうですよね。

でもそれだと伝わらないんです。
何故なら「あなたの考え」が薄まるから。


そのけっか「これ何味?」
みたいな感じで伝わらずに終わりです。


書くときは恐れずに「たった1人」に向けて書くことが重要。



ちなみに、この章で用いた「本心を見抜く技術」はこちらの記事で紹介しています。




3.どう活かせるか

「自分目線で切り取っていいんだ」
わたしにとっては大発見でした。

無意識のうちに何かをするときは「人のため」を考えていました。
あなたもそうじゃないでしょうか?

ぼんやりと「文章について知りたいな」と思っていましたが、この本を読んで気付きました。文章を書く際の「マインド」が知りたくて本を探していた。

このように、言葉にできていない潜在的なニーズを発見できて本当によかった。

あなたにもきっと発見がある「マインド」をいくつか抜粋します。
本の中でハッとさせられた文章たち↓

「誰かにメッセージを届けよう」というメッセージ自体が間違っていることを説明する。

あなたは、まったくだれからも褒められなかったとしても、朝出かけるとき、最低限、自分が気に入るように服を着るだろう。
文章も、それで良いのだ。

読みたいことを、書けばいい。著 田中泰延

ふだん、ただしゃべって過ごす時間は、のんべんだらりと道を歩いているようなものだ。そこから少しでも景色を変えるために、ここではないどこかへ行くために、わたしは、辛くても、山を登るように文章を書く。
登山は、道の終わりから始まるのだ。

読みたいことを、書けばいい。著 田中泰延


巨人の肩に乗る。
先人がさんざん考察して大昔に語り尽くしている「人類が積み上げてきた初歩」を、自分の頭で考えようとしてしまうことは悲劇だ。
巨人の肩に乗る、というのは「ここまでは議論の余地がありませんね。ここから先の話をしますけど」という姿勢なのだ。

読みたいことを、書けばいい。著 田中泰延


これらの考え方が「種」となり、努力という「水」を与えて育てていくことで芽が出るのでしょう。
その過程で成功も失敗も経験していく。
その乗り越え方はその時じゃないと考えられない。
だから成功者はみな「まず行動しろ」と言うのでしょうね。


この発見でわたしは少し生きやすくなった。
発見をありがとう。


4.明日からできること

この本は、書くために大切な「マインド」主張している。

ここまで読んだら「書く」しかないでしょう。
言葉の通り「登山するように書く」ことになりそうだ。

でも注意するは。
「つまらない文章は書くな」です。

つまらない文章は、あなたの「内」のことを書くこと。
例えば職場で「自分の話ばかりする人」がつまらない理由はこれです。

「昨日帰ったら妻がどうのこうの」とか「休日に何をした」とか、「子供がどうした」とか。

正直、全く興味がない。


あなたもそうでしょう?
そんな話をするのは話題が無いときだけでいい。


わたしは、ここまで読んで「あれ」と気が付きました。
周りの景色が違っています。

最初は「読みたいことを書けばいい」を日常の中で発見しました。
しかし、今わたしがいるところは、日常を離れて「登山道」に差し掛かっています。

どうやら、先ほどの引用の通り「道の終わり」まできてしまったようです。
ここからは道を間違えられません。
でもそれはわたしが景色を変えたいと思っている証拠でしょう。


あなたもこの本を手に取るときはご注意ください。
気が付くと日常の景色が変わってしまうかもしれませんから。


5.最後に

始めに書いた「何故ゴリラ」か。

なんとなく察しがついているかも知れませんね。
「好きなことを書いている」のです。

ここで質問です。
あなたが最近読んだ本、雑誌、漫画、なんでもいいです。
最初の1行目になんて書いてあったでしょうか?

多分記憶にないですよね。
このゴリラに例えられる「自分が書きたいこと」は、読み手にインパクトを与えることもできるのです。

こんなに巡り巡ってゴリラに行き着くことは今後ないでしょう。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
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次は「書くこと」に関連して
「日記で人生を変える話し」について書こうと思います。
よければまた見てください。
ではまた!

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