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海外転職活動前にしておいて良かったこと

私はもともとリスクを取ることや、不安定な選択を好まない性格の持ち主だった。大学生の時は「安定」を軸に就活を行い、事前に財務状況をユーレットというサイトで念入りに確認し絶対に倒産しないであろう会社ばかり受けていた。実際に入社したのは、日経225に数えられる大手の精密部品メーカーだった。産業の米と言われる部品を作っている会社だったら、会社の経営が危うくなることは無いだろうという判断の元からだった。こんなリスク回避癖がある私が、なぜ「海外転職」というリスクしかない道に挑戦出来たのか。今回は、私が実際に行っていたリスクを最大限軽減する方法を紹介する。


英語の勉強

これはマストだろう。帰国子女でもなく、英語圏に留学経験もない私にとって、海外就職する上で一番の障壁となるのが語学であった。ちなみに今はドイツで働いているが、英語も毎日使うので、海外で働くには英語は欠かせない。実際に私はDMM英会話で英会話の練習をしていた。25分のレッスンが毎日受けられて月額一万円以下という衝撃的なプライスなので、やらない方がもはや損である。ちなみに私は、自分にプレッシャーをかけるという意味で、少しお高めのネイティブ講師と話せるプランを選択し、3か月ほぼ毎日欠かさず継続することが出来た。
いつも三日坊主の私が、3か月も何かを続けるということ自体が自分の中でとてつもなく珍しいことだったので、「私は本当に海外転職にチャレンジしたいんだなぁ」ということが分かり、踏み切る自信にもなった。(※DMM英会話のプロモーションでは無い。)

DMM英会話の合計時間
DMM英会話の価格表

資金を増やす

お金の安定が心の安定につながるのは言わずもがな。当時の私は20代の貯蓄額の平均値である230万円の7~8倍ほどの資金があったので、「最悪職が見つからなくても一年間は海外でぶらぶら出来る。」という安心材料があった。貯蓄だけで資産形成するのは効率が悪すぎるので、米国株をメインに投資を行っていたを。もともと株には興味があったが、何から始めていいかわからないなというタイミングで、在外公館派遣員の試験対策によく見ていた中田敦彦のyoutube大学で資産運用に関する動画が上がり、それがとても分かりやすくて、投資を始めるきっかけとなった。コロナショックで市場が冷え込んでいるタイミングで株を始めることが出来たので、リターンも多かったが、これは単なるビギナーズラックだと思っている。
そのほかには、日本の大手企業に就職したことにより、住宅補助などの手厚い福利厚生を受けられたことや、持株会に参加出来たことも大きい。当時私は、新築ワンルームマンションの最上階に5000円で住まわせてもらっていた。(光熱費ネット込み)

Q1.20代の平均貯金額はどのくらいですか?
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯]令和3年調査結果」によると、20代単身世帯(年収300万円以上500万円未満)の貯蓄額は平均値230万円、中央値100万円です。一部を除き、多くの20代はほとんど貯蓄がないようです。

フレマガ

一人暮らし経験

一人暮らしを経験することにより、一人暮らしに必要なある程度のスキルはについた。例えば、一人の時間を楽しめるので、心細い海外生活でも孤独に耐えることが出来るし、料理や掃除など一通りの家事スキルがあるので、快適に生活することが出来る。マストではないが、実家暮らしからいきなり一人暮らし、しかも海外で、となると戸惑うことも増えるだろうから、一人暮らし経験はあるに越したことはない。

海外経験

海外生活で最も必要なスキルはタフさ、図々しさだ。海外に暮らしていると、毎日毎日落ち込むことがあるし、トラブルが勃発するので、タフでないとストレスに耐えることはできないだろう。このスキルは日本で培うことも可能だが、言語や文化が異なる国に飛び込んでみると、瞬く間に伸びるだろう。学生時代に留学やバックパック経験があったからこそ対処できたトラブルもあるし、少しのことでは落ち込まなくなった。実際に自分がドイツで働けているのはなによりも強靭なメンタルのおかげだと思っている。

経験者の話を聞く

海外就職=自分とは遠い出来事と私も思っていたが、経験者の話を聞くことで一気に身近になった。とはいえ、なかなか身近に海外就職をした人がいないので、私は海外就職系youtuberの動画をよく見ていた。
例えば、expaTORII -Life in Germany-さんやSay hi Natsuさんの動画は大変参考になった。

海外就職で一番ネックになるのは、決断するまでの過程だろう。リスクしかないチャレンジなので、私も本当に挑戦すべきか何度も考えた。決断の後押しをしてくれた行動が上記である。リスクマネジメントを上手にすることによって、やりたいことを諦めなくて済むのだ。


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