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身体 【川柳/自由律俳句】

消化器官からガムランの響き

うれしくて尾骶骨がふるえる

さみしくて液状化する肋骨

高僧の喉から鐘を絞り出す

元市議の毒矢にふるえる脾臓

政権のあばら骨から漏れる息

千の毛根から虹が立つ

冬銀河ほんとの星は爪に塗る

春めいて除湿機の肺黒くなる

左眼に凍った息をねじり込む

尻子玉抜かれた朝の空虚感

浅はかな脳裏をよぎる寒鴉

ワイキキの浜辺で曲がり出す胃腸

オシラ様を舌下に転がす

昨日までの四肢が懐かしい

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自由律俳句

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