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エッセイ「ごめんなさい」と「ありがとう」

素敵なヘッダーはお借りしました。
ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ

オカンの反省文です(*- -)(*_ _)ペコリ


⭐傷ついた息子を守りたい

息子の自閉症(発達障害・脳の障害のひとつ)に気づかなかった私。

息子が中学校(当時1年生)へのストレスで、
体も心も壊れかけて激ヤセした挙句、
眠れない影響でうつろな表情になった時、
私は自分を責めました。

なにやってんだ!
お母さんのあなたがしっかりしなさいよ!
息子がこんなにつらそうな時に
フルタイム✕週5の仕事やら、
娘の小学校のPTAやらやってる場合なの?!
大事なものの順番、間違えとらんか!?

容赦のない自分から自分への叱責に、
心も体もへにょへにょになってました。
とはいえ、弱ってる姿など、
息子は勿論、小学生だった娘にも見せないようにと
日中はずっと笑顔でいました。

「これ以上食べれないと脳が委縮してしまう」
と言われた時は
涙がこみ上げてくるほど大きなショックを受けましたが
そのショックがきっかけとなり、
「どんな方法でもいいから少しずつ食べて、
 ゆっくり寝て、体を快復させなくては」と
お腹にぐぐっと力を籠めて決意したことを覚えています。

そこから、
不眠でほとんど食べれていない息子への寄り添いからはじめ、
認知行動療法のペアレントトレーニング(中1)、
学校に行けないお子さん達が通えるスクール(中2)を経て、
別室登校ができるようになり(中3)、卒業。
通信制高校でのびのびと高校生活を楽しんでいる今。

思えば長い道のりでしたが、
体感的にはあっという間でした。

そして、
私が息子に寄り添っている間、
娘のことはほぼ後回しにしてしまったこと。
今も悔いが残ります。


⭐きょうだい児をご存知ですか?


『きょうだい児』という言葉を知っていますか?

きょうだい児(きょうだいじ)とは、
重い病気や障害を抱える兄弟姉妹の居る子どものことをいう。

Wikiより

息子が体調を崩してから数年。
私も旦那さんも、
ほぼ息子にかかりっきりでした。

まだ小学生だった娘から、
「ねぇ私の話も聞いて!」と声が掛かって初めて
傾聴モードに入るという感じでした。
今思い出しても申し訳ないです。

この言葉を知ったのは、noteの世界のおかげでした。

ゆうゆうさんや、
ぴっぴさんのnoteのおかげで
言葉だけじゃなく、
そのつらい思いを知ることで、
はっと気づくことができました。


きょうだい児の定義から、
分かりやすく説明して下さっています。
子どもの頃に子どもらしくいられないこと、
それが後々どう影響していくのか、
心を澄ませて考えるきっかけを頂きました。


読み進めるうちに涙が自然と浮かんできます。
書いて下さってありがとうと自然に頭が下がるような、
心にもしんと響く記事です。



⭐いっぱい我慢していた娘


改めて娘を見つめることで、
いろいろ分かってきました。

・寂しい思いをしていたこと。
・大変そうな両親や兄には相談できずに黙っていたこと。
・両親との時間をたくさん持てる兄を羨んでいたこと。
・大切にして欲しい、構って欲しい、一緒に居て欲しいと言いたかったこと。

いろんな種類の我慢をしていくうちに
徐々に友達にも家族にも
正直な気持ちを伝えることができなくなり、
さらにコロナでの自宅学習期間の影響もあって、
ますますお友達との距離が空いて不安になっていたこと。

まだ小学生だった娘に、
多くの我慢を強いてしまったことを
心から謝りました。

学校や習い事から帰って来た後には、
いっしょに話す時間をとることや
大好きの気持ちを籠めてハグをすることが
自然と日課になって行きました。

娘の強張っていた表情が少しずつ緩み、
どんどん笑顔が増えました。

「お兄ちゃんばっかり構って貰ってズルイ!」、
「私も一緒に行きたいから行くのは週末にして」など、
家族には正直に気持ちを言えるようになっていきました。

あぁ、気づけて良かった。
間に合って良かったと思いました。

とはいえ、
いちど傷ついた心が簡単には癒える筈もないので
自分がきょうだい児だったことを思い出して
悲しくなることもあると思います。
その都度、寄り添っていこうと思います。

やがて中学に入った娘は、
めっちゃハードで有名な吹奏楽部に入部しました。

note友さんに経験者の方がいらっしゃるので聞いてみたら
昔からずっと文科系なのにハードな部活で有名だそうです。

慌ただしい日々で疲れ切った娘が追い詰めらて
また心と体のバランスが崩れかけた時は
めっちゃ胸が痛みました。

一年前の記事です。
本当に辛そうで見てる方もしんどかったです( ;∀;)


最近になって、ふと娘に言われました。

「うちのお母さんはうっかリスだけど、
 親ガチャは当たりで良かったぁ。
 お母さんで良かった。」

大号泣してしまいました。

私の至らなさでつらい目にあったのに、
こんなオカンでもいいって言ってくれることが嬉しくて。

子育てには自信を持てないままずっときました。
今でも胸がぐっと痛むほど後悔していることや、
思い出すたびにスライディング土下座したくなるようなこともあります。
それでも、お母さんになれてよかった。

子育てをしてるつもりが、
自分育てになってるなぁとしみじみ思いました。

すっかり一人前のつもりで居ましたが、
ぜんぜん、まだまだ!まだまだ!です。


世の中には
取り返しのつかないことが沢山あります。

その後の行動しだいで
取り返せることもあります。

かの有名漫画で憧れの監督は名言を残しました。

「最後まで希望を捨てちゃいかん
 あきらめたらそこで試合終了だよ」

私も心から賛同します(^^♪


いつだって


どこからだって


やり直せる


やり直したいという

気持ちさえあれば


最後まで読んで下さってありがとうございました❣


優しいお気持はありがたく、ちゃっかり頂く方針にしました💖