どうもこんにちは。

　前回のnoteに引き続き、今回の記事も映画の振り返り感想を行っていきたいと思います。タイトルにある通り、今回は2018年後半と2019年放映の映画について取り上げていきます。

　では早速。

・2018年

　前回では紹介しなかった2018年後半の5本の映画について、大まかに感想を書いていきます。

・未来のミライ

　映画の内容はもうあまり覚えてないんですが、映画館から出て最初に話した感想（友達と二人で見に行ってた）は覚えてます。「鑑賞料金、半分返してくれ」でした。

　いや、ホント細かい内容は覚えてないんですが『ただただ酷かった』という記憶が脳裏に強く焼き付いています。自分が今までに見た細田守監督作品の中で一番面白くなかった気がします。

　自分は細田守監督の作品が結構好きで、ワンピース映画である『オマツリ男爵』以外の監督作品は一通り見ています。特にデジモンの『ぼくらのウォーゲーム！』がもうホントに・めちゃくちゃ・死ぬほど・墓場に持っていく映画選べって言われたらウォーゲームを持っていくくらい好きなんですが、そんな好みとは裏腹に、細田守監督って個人的には打率が低い監督だと思っていて……売れてはいるけど……。

　細田守監督作品で自分が好きなのは、『ぼくらのウォーゲーム！』と『サマーウォーズ』で、あと辛うじて面白かったのが『バケモノの子』、くらいですね。ここら辺は最新作の『竜とそばかすの姫』の感想を書くときにも改めて書くかもしれませんが、細田監督って演出はめちゃくちゃ良いのに脚本を担当しだすと割と壊滅的になる気がするんですよね……いや、細田脚本じゃない『時かけ』と『おおかみこども』も好きじゃないけど……。

　細田監督はオサレバトルを描かせたら世界一だと思うので、是非ともオサレバトルを描いて欲しい所なんですけど細田監督自身はバトルにほとんど興味ないみたいで悲しいっす……ケモやショタには力が入ってるので、好みの問題なのはわかってるんですが。

　とにかく、映画館で見てこれだけガッカリした作品も珍しかったです。でも、細田監督の最新作が公開されたら真っ先に見に行くくらいには細田監督ファンではあるので……だから早く最新作の情報をください。

・Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow

　次、2本目です。

　ちょうどリゼロにハマってた時に公開された映画です。けれど映画って言う割には話が平坦過ぎて「これホントに映画なのか……？」とずっと思ってたました。けれど、さっき調べたおかげでようやく謎が解けました。OVAを劇場公開していたんですね。

　先の映画に続いて映画の内容はほぼ覚えていない（申し訳ないです……）んですが、なんとなくほのぼのした内容だったことは覚えています。というか、さっき予告見返した感じからしてそうだったし。お話自体は可もなく不可もなく、といった感じだったのは記憶してます。

　そういやリゼロ、3期の放送が決定したらしいですね。めでたい。ちょうど自分がリゼロを読んでるのも5章までだった（ハマってた時期は6章が連載中で「完結してから読もうかなぁ」とか思ってた記憶）ので、とうとうアニメが追い付いたかと思うと感慨深いです。もう少し早くアニメ化すると思ってたけど、意外に時間がかかったのはなんでなんだろう。

　この機に乗じて、リゼロを1から履修し直すのも手かもしれないですね。色々と穴あき状態で履修していたので。

・ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

　3本目。これは特に思い出深い映画ですね。

　大元の作品である『交響詩篇エウレカセブン』をこの映画が公開する1年前くらいに見ていて、ちょうど熱がピークだった時に公開された映画でした。ちなみにエウレカセブンのテレビ本編は、自分が『今までの人生で見たアニメ』の中で5本の指に入る名作だと思っています。

　で、肝心のこっちはどうだったかというと、正直「まぁつまらなくはないけど……微妙じゃない？」という感じでした。ハイエボリューションシリーズ、通称ハイエボの1はTSUTAYAで借りて見てたんですけど、1は過去作をつなぎ合わせた総集編のような形で、特に面白くもなかったので「完全新作であるANEMONEならきっと面白いんだろうな！」とめちゃくちゃワクワクして見に行った記憶があるんですが……うん。

　ただ、主題歌はめちゃくちゃ名曲だと思います。確か主題歌を歌ってた女性歌手が当時14歳くらいだったらしいという情報を聞いて、驚いたのも覚えてます。かなりヤバいっすよね。

　結局、映画としての面白さは微妙だったんですが、最後のシーンでテレビ版とハイエボ1の主人公であるレントンが出てきたことで、テンション爆上がり状態で映画を見終えたので、そんなに悪いものではなかった気がしています。ANEMONEは3部作の2作目だったので、「レントンも出てきたし、ここからクライマックスなんだろうなぁ！楽しみだなぁ！」と思ってワクワクしていたんですが、まさか3部作目であんなことになるとは……というのはまた今度の記事に書きます。

・ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

　4本目です。なんか自分、微妙な映画ばっか見てないか？この頃。

　ファンタスティック・ビーストは1作目がすごい面白かったので、これも期待して見に行ったことを覚えています。結果として期待は普通に裏切られました。というか「ここから盛り上がりますよ！」ってところで終わったので、一つの映画として評価しづらいし面白味に欠けるな、と思いました。

　映像自体は凄かった記憶があるんですが、いかんせんストーリーが……見ていて緊張したり緊張しなかったり、微妙に椅子の座り心地が悪いような映画だった気がします。

　これが微妙だったので3作目は見てないんですよね。2作目を一緒に見に行ってた親も興味なさそうだったし。ただ、3作目はなんか盛り上がってたらしいので、機会があれば見たいと思います。

　それにしてもファンタビシリーズ、確か5部作だったはずなのに3作目で制作止まっちゃったんですね……3作目を見ていない自分が言うのも何ですが、ちょっと悲しい。

・平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER

　これは名作です。大好きな映画。自分を仮面ライダーシリーズに引き戻してくれた元凶です。まぁその後ゼロワン放送中にまた離れたりするんですが……。

　これについては語りたいことが沢山あります。主題歌が今までの平成ライダー20作品のリミックスだったこととか。当時初めて知った時は少しガッカリしたんですが、いざ映画館で聞くと”20年分の重み”がブワァァァッと押し寄せてきて、不覚にも泣きそうになりました。

　サプライズゲストで佐藤健が出てくれたのも本当に感動しました。マイナビのお漏らしも最早懐かしい。電王、自分はガッツリ世代だったのでもう呼吸するどころじゃなくて、見てる途中は大変でしたね……。

　この映画を見た時はビルドをまだ見てなかったんですが、登場するビルドライダー全員カッコよくて驚いたのも覚えてます。この後ビルドを見てドハマりしたりするんですが、その辺りの事はまたの機会に。

　やっぱり、平成ライダーが20人揃うっていうのがとにかく圧巻な映画ですよ。デンライナーがスクリーンに出た時に、涙がドバドバ出てきたのには我ながら驚きましたけど。こういう歴史で殴ってくる映画にホント弱いので、多分自分はエンドゲームとか好きなんだろうなぁ、と思ってます。というかオタクなら全員好きでしょ、歴史で殴ってくる映画。

　ジオウはテレビ本編もホント楽しんで視聴出来ました。いい思い出です。自分の幼少期は平成ライダーと共にあったので……制作陣には感謝しかありません。

・2019年

　次は2019年です。この年は見た映画が少なかったですね、3本だけでした。

・名探偵ピカチュウ

　まず最初はこれ。これは名作だと思います……思うんですが、自分はあまり好きじゃないです。

　いや、終盤までは自分もめちゃくちゃ楽しく見てたんですけど、ラスボス役の人間がミュウツーと自分の肉体を入れ替える（って感じだったかと）展開が個人的にダメで、そこで一気に視聴意欲が落ちました。

　『力を渇望して人ならざる姿に身を堕とす』ってシチュエーションはまぁ好み、というかぶっちゃけ言うと性癖なんですが、それが逆にダメでした。すごい下品な言い方ですけど『好きな物では抜けない』ってあるじゃないですか？あれですあれ。そういうシチュはそういうものとして楽しみたいのであって、一般的なエンタメ超大作でやられても拒否反応が出ます。

　いや、でもこれは受け手である自分が悪いだけなので、映画自体は何も悪くないです。ただ、自分は最後まで楽しめなかった。それだけが残念な映画でした。CGは凄かったと思います。話も面白かった。

・プロメア

　2019年、2本目です。この映画には複雑な思いを抱えてます。

　まず大前提としてこの映画、面白かったし好きです。面白かったし好きなんですが、『前評判から想定していた期待値をどうしても超えてこなかった』映画でもあります。そこが残念。

　いや、冒頭20分でガッチリ心を鷲掴みにされていたので、あの調子で続けばかなり好きな映画になっていたと思うんですが、そこからの展開が思っていたよりも暗くて、そこが個人的にあまり受け付けませんでした。

　この時は確かグレンラガンもキルラキルも見ていなかった……はずなので、完全に前評判だけで期待値を決めた感じですね。今思えばグレンラガンとキルラキルを見てから映画館に行けばよかったと思います。あの2作が予備知識としてあったらだいぶ変わりそうな気もするし。

　作画はめちゃくちゃ好みで、話も受け付けない部分はあったとはいえかなり面白かったので、15億突破したという話を聞いた時もそう驚きはしませんでした……いや、でも鬼滅以前のアニメ映画で15億突破するのって中々にすごくないですかね？流石は今石洋之監督と中島かずきさんのコンビだと思います。

　そろそろまた何かこのコンビで新作を発表してくれないかなぁと思う今日この頃です。まぁその前にエッジランナーズを見ないといけないんですが。

・天気の子

　2019年、最後の映画はこれ。中々好きな映画です。

　実は、自分が初めて見た新海誠監督作品がこれでした。君の名は。が大ヒットしていた時は何となく見る気が起きなくて（逆張りではないけど）、スルーしちゃってたんですよね。未だに君の名は。は見てないので一回くらい見ておくべきなのかもしれないですが、今も何となく見る気が起きないです。琴線に触れなさそう。

　ただ、この天気の子は少し暗めな感じのストーリーに興味をそそられて見に行きました。結果として面白かったですし、2019年に見た映画の中ではこれが多分1番好きです。

　新海誠監督って美麗な背景美術がよく話題になりますけど、個人的には脚本、というかストーリーの面白さに注目したいです。新海誠監督と同じポジションにいるであろう細田守監督の脚本は個人的に微妙だと思っているので、そんな自分にとって面白い脚本を書く新海誠監督はかなりありがたい存在でした。

　天気の子に関しては、最後『ヒロインを救う代わりに東京を犠牲にする』というある種ビターエンドなのもすごくよかったと思います。この後にすずめの戸締りとほしのこえを見るんですが、新海監督はビターエンドやバッドエンドの方が輝くと思ってます。世間的には受けが悪いとは思いますが……。だから、君の名は。は個人的に興味が持てなかったのかもしれないですね。

　すずめの戸締りも良かった（今度書きます）ので、新海監督にはコンスタントに映画を出してもらいたいところです。期待大。

・まとめ

　以上で、今回の振り返り感想を終わります。ザっと見返してみると批判的な感想が目立ちますが許してください……これでも好きな映画も結構あるんです……。

　次の記事では2020年と2021年の映画について語っていこうと思います。近日中……2週間以内くらいには出るかもしれません。気長にお待ちくだされば。それでは、また次回。

（見出し画像引用：映画『ANEMONE／交響詩篇エウレカセブン　ハイエボリューション』 (eurekaseven.jp)）