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備えよ常に・・直ぐに食料備蓄を

白柳 孝 つれづれ日記 Vol.49

1.ボーイスカウトでは「備えよ常に」が合い言葉

元気な子供に育てたいと3人の子供をボーイスカウトに入れました。豊橋11団でした。お父さんと一緒と云うのでほんの数ヶ月団長も引き受けましたが、仕事が忙しく直ぐに辞めてしまいました。

その時に「そなえよつねに」を教えられ、これが事業経営や人間社会で生きていく上で絶対条件であるといまでも実感しています。
幸福に毎日を過ごす、安心して事業経営をすると云うには、最低限もしもの時の備えが絶対に必要です。それを子供の時から教えてくれたことには大変感謝しています。

2.人生は四苦八苦、上り坂・下り坂・まさかがあります。

生きていくことは四苦八苦です。安心で幸せなときは長くは続きません。 事業経営は常に困難が押し寄せ、それを如何に乗り越えるかが全てです。 顧客は変動する、売るものも変化する、競争相手は出て来る、機械設備は陳腐化する、社員は退職や欠勤する、天候で売上は変動、クレームは来る、自動車事故がある、社長が病気になる、等々。

全てが順調なときはホンの一瞬、上り坂もあり、下り坂もある。そして予想もしなかったマサカという事態もあるのです。それらに対する危機管理がリスクマネジメントです。
事業経営では自動車保険、火災保険、生産物賠償や各種の賠償保険、生命保険や社会保険や失業保険等もイザと云うときのためです。
いまどのような危機が迫っているか、台風の場合はマスコミが毎日台風の大きさや進路を伝え、暴風対策や避難先まで教えてくれます。
見えるものは比較的対処しやすいのですが、見えないものこそ被害が大きくなるので、対策しておくべきなのです。

3.保険料を払って次の満期までは安心して暮らす。

ではどうするか。まず「備えよ常に」で備えが出来るものは常に準備することが大事です。台風が来そうになったら、あっという間にスーパーマーケットやコンビニエンスストアの食料が無くなるニュースがありますが、それではダメなのです。「常に」ではなく、直前の泥縄なのです。
周りの人と同じではダメなのです。いつ災害が来てもよいように準備をするのです。簡単に言えば「事前に保険料」を払ってこそ対策と言えます。

火災保険や自動車保険は、いつ何があっても対処できるように、年間何十万円かの保険料を払います。生命保険も同じです。
それではこれから始まる食糧危機にも保険料を払って下さい。
お金を出して食料を買い備蓄するのです。地震などの天災にも食糧危機にも何にでも使えます。先ずは3ヶ月以上の食料の費用を出すのです。
勿論その為の農地取得や家庭菜園でも、知人に頼むのでもいいのですが、食糧危機が来たらどうするかを、本気で考えることです。

4.兆しをキャッチ、山から小石、秋茄子の味がした

危機対策は情報が大事です。事業経営では経済予測・競合予測・与信管理情報・新製品情報・社員人事情報・特許等新技術情報など情報が重要です。

食糧危機などの生活の危機管理も同じです。二宮尊徳翁は前兆を知る歌として「奥山は冬季にとぢて雪ふれど ほころびにけり前の川柳(かわやなぎ)」と歌われています。「至誠の道、もって前知すべし」と前兆を大事にしなさいと云われました。初夏に食べた茄子が秋茄子の味がしたから、寒くなり飢饉が来ると予測して準備した話は有名です。

5.大雨で被害が大きい、土石流の前兆は、次のように云われています。

近くで山崩れ、土石流が発生している!  
立木の裂ける音や大きな岩の流れる音が聞こえる!  
渓流の流水が急激に濁りだしたり、流木などが混ざっている!  
降雨が続いているにもかかわらず、渓流の水位が急激に減少し始める!
異様な山鳴りがする! 
異様なにおい(土臭い、ものの焼けるにおい、酸っぱいにおい、木のにおい等)がする!
渓流付近の斜面が崩れだしたり、落石などが発生している!
渓流の水位が降雨量の減少にもかかわらず低下しない!


6.中国の食糧危機の前兆はこんなにもある。

世界最大の人口の中国が、食糧危機となったら一体どうなるか?
中国が食料を買い占めたら価格暴騰、最後は戦争になるかも知れない。
為政者は食糧危機の前に、食料の無駄遣いを押さえ、増産などの対策をする。なぜ食糧不足になるのかの情報も確認すべきです。
そして既に価格が上がってきているとなれば、間違いなく世界は食糧収奪戦になる。いまからしっかりと準備しよう。保険料のつもりで無駄になってもよいから、食料を備蓄して下さい。

現在の中国の食糧事情


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税理士 白柳 孝


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