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ビルの重さで地面が沈んでいるらしい

最近
立て続けに都市が沈んでいるニュースを聞いて驚きました。

ひとつ目は
ニューヨーク市が毎年1〜2ミリずつ沈んでいるという話。
大きな所では60センチ沈む可能性があるとか。

ニューヨーク市には
100万以上のビルが建ち
その重さは全人類の体重のほぼ2倍なんだとか。
1.68兆パウンド、
1パウンドは0.453キロだけど
もう計算できないなー。
東京は大丈夫なのかなぁ。


二つ目は
シカゴが沈んでいるという論文。

こちらは地中の気候変動に焦点を当てたもの。
一定しているように思われる地下の気温が実は
10年間に0.1度から2.5度ほど上昇しているそう。

これにより地面の層は
多い所で12ミリ膨張
上は削られ、下は沈み込むという事が起きている。


三つ目はアジアの沿岸都市の地盤沈下が加速している話。
こちらはビルの重さではなく
主に地下水の汲み上げが原因。

中国の天津やベトナムのホーチミン、バングラデシュのチッタゴン、
ミャンマーのヤンゴン、インドネシアのジャカルタなどの名前が上がっています。
日本の主要都市も調査対象でした。

アスファルトの上で生活していると
地面が動くなんて”やばい”と思いますが
鉢植えの土や庭の花壇なんかを見れば
土が減ったり
雨で土が膨れたりする事はありますよね。
元々動くものなんでしょうけど。

最近はEUの飛ばしている衛星Sentinel(センチネル)が
海面の高さを頻繁に計測していて
細かなデータが入るようになってきました。
これからはこうした研究も進んでくる事でしょう。

気候変動で海面は上昇しているので
地面には下降してもらいたくないなぁ。
頑張れ地面!

ニューヨークのホテルの窓から
ビルばっかり。こりゃ重いわ!





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