私は
日曜日が
キライだ

笑点の始まりのテーマソング
サザエさんのジャンケン
NHK大河ドラマ

これらが
日曜日が
終わることを
知らしめる

学校が嫌いだった私は
イヤな未来を
想像させる日曜日が
嫌いだったのかもしれない

勉強は好きで
絵を描くことも好きで
歌うことや
楽器を弾くことも好きで
本を読むことは
一番大好き
算数も
作文も
跳び箱も
好きだった

けれど
学校が嫌い
群れるのが嫌い
みんなと一緒が嫌い
教室の空間や匂いが嫌い

でもそれが言えなくて
学校が
好きなフリをしていた

どうして
みんなは
学校が楽しいんだろう？

どうして
我慢ばかりの
この空間に
いるんだろう？

休み時間ごとに
私の中に澱んだ…
空気を
入れ替えたくなるのは
何故だろう？

隣のあなたは
そんなことはないの？

昔むかし
学校に行かない…という
選択肢はなかった
学校は
行くところ！
イヤでも
行かなければ
ならないところ
…そう…そうだった

私は
いい子のフリをして
毎週
月曜日には
学校へ行った

その心の澱みを
どうやって
濾していったのか
今となっては
わからない