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【気ままな読書日記】Audible 池上彰の世界の見方 ドイツとEU 理想と現実のギャップ

先生、お久しぶりです!
フランスの次はドイツ。しかしこの二国、とっても仲が悪かったんですね、知りませんでした。

5章の原発のお話が一番興味深かったです。

ドイツ国民は「チェルノブイリは社会主義国家のソ連だから発生した。資本主義国家では起こりえない」という政府や電力業界の発言を信じていました。ところがハイテク先進国の日本で事故が起きてしまった。メルケル首相は「日本人ですら対応できないような事故が起きた。我々ドイツ人には原発を維持管理するのはとても無理だ」と考えました。日本を高く評価していたのです。
その結果原子力発電所を全廃するという方針を出しました。
ドイツは原発を全廃する一方で、事故を起こした日本が原子力発電所を再稼働することは大きなニュースになりました。

本文より

ドイツが原発全廃を決断したのが福島の4か月後
再生可能エネルギー(風力・ソーラーとか)を主軸に、足りない分はフランス(原子力大国)から買っちゃえばいいよネ!という大胆不敵な合理主義。
・・・・すっっごっ。
日本人からしたらドイツの肝の座り具合のほうがよっぽど凄い。決断力が神がかってる。

それと先生、マックス・ウェーバー。
面白そうですね!


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