好きな人の好きな人が自分、てやつ好き。あんなに魅力的な人の一番を奪っておきながら、なんで自分なんかの特別を欲しがるんだよ……と苛立つやつ。気持ちに応じるか否か、その決断に至った理由で何パターンも作れる。

　「付き合ってほしい」と必死で頼み込んでくる姿が報われない思いを抱える哀れで愚かな自分とダブって、同情から付き合い出しちゃう←いいね。ふと我に返って、「自分が同じ立場だったら、こんなの嬉しいのか。自分はあの人にこんなことをしてほしかったのか」ってなるやつね。

　「こいつが幸せになれば、あいつは喜ぶのかな」の思考で付き合っちゃう←good。たまにふっと「自分の幸せはどうなるんだ」がチラつく。自分で選んだ道だ、アイツが幸せならそれで……と割り切っているつもりでも、心のどこかに常にモヤモヤがある。多分「あいつ」くんも同じような気持ちだから誰も救われない。

　「自分なんか見てないで、あいつの気持ちに応えてやってほしい」で断る←great。直接そう言葉にするのも、「君のことを大切に思っている人は、案外身近にいるよ」くらいに濁して伝えるのも素敵。

　目障りだった相手が自分のちょっとした言動や行動で右往左往する姿に黒い感情が芽生え、フっておきながら気を持たせるような行動をするようになる←最高。神。世界平和。これが個人的に一番ヘキ。かわいい。

　人を好きになる辛さやなんやらを知っていながらその気持ちを弄んだ代償として、大好きだった「あいつ」くんには嫌われる。それすらもどうでもいい。今は目の前の人間を壊したい。こいつの全部を奪いたい。そんなどろどろの三角関係。

　好意が一巡している関係上(あいつ→こいつ→自分→あいつ)、絶対どっかに同性愛が挟まるのも最高ポイント。組み合わせ方によっては百合に挟まる男が発生するが、私は百合に挟まる男許容派なので問題ない。地雷が少ないとこういう時いいよね。