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『リメンバー・ミー』レポ

今週金曜に公開のディズニー・ピクサー最新作『リメンバー・ミー

結果から言うと...

これはムーブメント起きるわ

それくらいよく出来てる。

以前、劇場のブログで『モアナと伝説の海』の記事を書いて、ディズニー作品べた褒めの僕ですが、やっぱり良いもんは良い。それでいいんだ。

今回はその『リメンバー・ミー』について個人的にオススメのポイントを3つ書き留めて、それを踏まえつつ2回目観ると決めた。

その3つのオススメポイントがこちら。

1、家族・音楽・夢という日常にあるものがキーワード
2、原題の「COCO」が主人公ではなく、ひいおばあちゃんの名前であることに込められた想い
3、日本の「お盆」という風習にリンクしたストーリーで共感性◎

あらすじの後に、ひとつずつ説明していく。

あらすじ

主人公は、ミュージシャンを夢見る、ギターの天才少年ミゲル。しかし、厳格な《家族の掟》によって、ギターを弾くどころか音楽を聴くことすら禁じられていた…。ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが伝説のミュージシャン、デラクルスではないかと推測。彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした、その瞬間──先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまった!

そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう…。唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!

1、家族・音楽・夢という日常にあるものがキーワード

もうこれはディズニー鉄板といってもいいくらいだけど、家族・音楽・夢というキーワードで進んでいくストーリー。

どれも日常的にそばにあるもので、だけど近すぎて大切さを忘れてしまいがちなものばかり。その忘れがちな大切さを再確認させてくれる要素が、今回もたくさん散りばめられている。

これはこのキーワード、どれかひとつにピンッと来たら十分に楽しめる作品になってるところもディズニーの凄さだと言える。

2、原題の「COCO」が主人公ではなく、ひいおばあちゃんの名前であることに込められた想い

日本では『リメンバー・ミー』という題名がつけられたこの作品。もともとのタイトルは『COCO』(ココ)。

『モアナと伝説の海』も原題が『MOANA』だったように、観る前は主人公の名前だと思ってたけど、今回はなんとひいおばあちゃんの名前だった。

「なんでひいおばあちゃんの名前がタイトルなの?」

という謎は実際にみて、感じ取って欲しい。ここがストーリーの大事な大事な鍵を握っている。

むしろ「ほんとの主人公はひいおばあちゃんだ」と言ってもいいくらい。

これ以上言うとネタバレになるので言わないけど、あらすじにある通り「ひいひいおじいちゃん」もキーマンになってて、、、もうあとは観て確かめることをオススメする。

3、日本の「お盆」という風習にリンクしたストーリーで共感性◎

題材はメキシコの「死者の日」という風習なんだけど、この「死者の日」という一年に一度、ご先祖様を迎える日のたった1日のことを描いたものがたりが今作。

ここがもう日本で大ヒット間違いなしな要素で、まさに日本の「お盆」そのまま。

共感性バツグンだし、お子様はもちろん、こどもと一緒に劇場に足を運ぶ親世代や年配の方にもバッチリ響くものになっている。

【番外編】その他の感じたこと。

単純にキャラがたつってすごいなーと。

お子様・ファミリー層向けのディズニーの作品ってね、基本的には比較的短く出来てるの。2時間も絶対にない。

そんな短いなかで、作中に登場するキャラクターがたくさんいるんだけど、もちろんひとりひとりの細かいストーリーを語れるわけもない。

なのにキャラがすっごくたってる。

ひとりひとりにすっごい親近感わくの。なんでだろ。

これを意識しながら2回目観てみようって思った。考察しがいがある。

まとめ

正直に言うと、『モアナ』みたいに泣くこともなかったし、ズドーン!って言う衝撃はそこまで大きくなかった。

けど、そうじゃなくてじんわり響く没入感というか...

どこか違う世界の話という感じではなくて、現実世界とどこか繋がってる、すごくリアルな感情に、鑑賞後の今でもふんわりと包まれてる。

これはぜひ、劇場で体感して欲しい。

豊岡劇場では3月16日(金)から全国ロードショー。

豊岡劇場スケジュール

最後の考察について話してくれる人、募集。

おしまい

よろしければ、サポートお願いいたします! 家族に美味しいものをご馳走しようと思います。