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【分からないと分かるの狭間で考えてみる】


こんにちは!作曲家しょうたです!

皆さんは「抽象芸術(アブストラクト)」
はご存知ですか?

例えば展覧会に行って

「ゴッホだのモネだの」をみると
安心して通り過ぎていくと思います。

しかし、
「わけのわからない絵」にぶつかった時、

「ああ、なんだか難しそうだな…」
人によっては「綺麗だなあ」

と思って、
「あれは一体なんなんだ…?」

なんて呟きながら、引っかかって会場を出てからも、
かえってその絵の方が印象として強く残っていたりもする
場合があるのに気づかれた事はないでしょうか?

もう1つ例を出してみます。

道ですれ違った人がタイプだったとしましょう。

そうしたら、
「可愛いな、綺麗だな」

と思ったりしても、
ものの数十歩、数分経つくらいで

ケロッと忘れてしまいますよね?

丁度、その様に、綺麗な「絵」も大抵は、
その場限りです。

しかし「綺麗でもない、上手いとも言えない、訳が分からない」

【抽象画(アブストラクト)」

の絵がもし本当に、優れた作品だったとしたら、
分からないながらも、

「それに触れた瞬間から、心の目が開けてくるのです」

実に奇妙、奇抜と思うその「抽象画」をみてからというもの
「いつも見ている絵が退屈」に思えてきたりもするのです。

人は気が付かないでいるかもしれませんが、

「芸術は生活に物理的と言えるほど強大な力と変化を与えるのです」

知らない間に、無意識の間に、

全てのものの見方や価値観、人生観、生活感情
など根底からひっくりかえるのです。

今まで、「常識」「当たり前」「日常」「普通」
と思われていた『型』に従って疑いもなかった周囲が

突然『生々しく新鮮な光』に輝き始めたり、
普段の日常や常識を『疑う』事をし始めたりするのです。

自分ではあくまで「分からない」と思い込んでいても、
すでに正しく理解しているのです。

ここで、具体的に、モダンアート「現代芸術」について考えてみましょう。


歴史的な成り立ちからいって、
これは2つの傾向に大きく分けられます。

1:抽象芸術(アブストラクト)

2:超現実主義(シュルレアリスム)

この2つに分けられます。

1:抽象芸術を解説していきますね!
抽象というのは元来の絵画の様な

「宗教、自然を写した形態は持っていません」

幾何学的な

「丸・三角・四角、あるいは〇〇だと説明できない様な形態、
入り混じる線が画面を占めています。」

色彩もそれに応じて、りんご=赤、木=緑の様な

説明的な意味を離れた自由さを持っています。

この様に約束事(伝統的な規制など)を省いて、
全く自由に構成した抽象画は

今までの絵から見れば遥かに無条件だと言えますが、

例えば、「花が匂う様に描いてある」だとか
    「旅行に行きたい風景」だからと言って、
その絵を良いとするのは作品の芸術的内容とは無関係ですし、

「絵葉書」の様に「絵としてはつまらない」ものでも
それを通して想像する景色に想いを馳せて、憧れる様なものなのです。

また、いかに真に迫って作品を描いているのか?
という技法について感心したとしても、これは芸術の問題ではないのです。


この様な芸術にとって本質的でない条件を抜きにしてm
純粋に作品の構成要素である色と形の、合理的な配置、

そしてそれらの相互の調和による純粋な美的感動を創造しようというのが
この抽象画(アブストラクト)の目的なのです。


だから、これを「純粋芸術」ともいうのです。

つまり、抽象画において

何が描いてあるのか?どんな意味があるのか?
という様な質問自体が成り立たないのです。

芸術は理解するものでなく、または
分析するものでなく、

素直に向き合って、ぶつかってみて
そこから直接に感動を受け取ればいいものなんだ。

偏見を捨てて、0の状態で、

あなた自身が好きか?嫌いか?

深く惹きつけられるのか?その逆か?


これが問題なのです。


シュルレアリスムの解説は次回のコラムで解説しますね。

ではまた!

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