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なぜWHYから考えなければならないのか?

TEDで4000万回以上再生された講演動画「How great leaders inspire action」から生まれた全米ベストセラー。理念を掲げて社会を巻き込む力をもつリーダーには共通点があります。それは思考を「WHAT」からではなく、「WHY」から始めるという点です。


😢WHYがないWHATやHOWは模倣される

WHATでもHOWでもなく、物事はWHYから考えなければなりません。特にビジネスにおいて、まず考えるべきは間違いなくWHYです。なぜならWHYがないWHATやHOWは容易に模倣されてしまうため、そもそも考える価値がないからです。

いくら良いプロダクトやサービスを創ったとしても、模倣されると競争にさらされます。特に資源が豊富にないスタートアップの場合、早期段階での模倣による競合の登場は死活問題なので、なるべく避けなければなりません。


🤗感情に訴えかける人を動かすのはWHY

さらに言えば、ビジネスの根本は人と人のコミュニケーションです。人が物やサービスの購入を決断するとき、論理的に価格やその対価を比較することももちろんありますが、最後は購入したいという感情の動きが必要になります。このように感情に訴えかけるのは、WHATやHOWではなく、WHYです。なので、まずはWHYから考え、それを実現するためにWHATやHOWを考えることが重要です。

WHYは対外的にはブランディングの根源となり、対内的にはモチベーションの源泉となります。人は物やサービスをただ買うのではなく、ただ作るのではなく、より大きな社会的な意義のある活動に参加したいと考えています。そうすることで、ひとは物欲を満たすためではなく、金銭を得るだけではなく、自尊心や充足感が得られるからです。そのためにも、経営者はWHYを考え、WHYを社内外に発信し続けなければなりません。それこそが、経営者がもっとも率先して取り組まなければいけないことです。


😇MISSIONが企業の競争力や成長の源泉となる

その意味で、MISSIONやVISIONのない戦略や戦術、行動指針などは、ただただお金のために働かせることを意味しており、そのような状況において企業に活力が生まれることを期待することはできません。

MISSIONやVISIONがあるからこそ、それを実現させようというモチベーションが湧くのであり、その想いが社員の気持ちをひとつにまとめ、さらにはお客様の共感を生み、企業の成長へとつながっていきます。MISSIONやVISIONといったWHYこそが、企業の競争力や成長の源泉になるのです。


本を読んで学んだこと感じたことをnoteでまとめてます。ぜひ他のnoteも読んで下さい。

Top image:Photo by Emily Morter on Unsplash

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