はまち

2017年の10月に石垣島に移住。 その後、2018年の4月から今まで小浜島で暮らして…

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2017年の10月に石垣島に移住。 その後、2018年の4月から今まで小浜島で暮らしている。 子供の頃からの夢だった沖縄移住をすると同時に難病にかかった私の島暮らしnoteです。

最近の記事

島の野外フェス

当時、私の住んでいた島の北側の海岸は、 集落から少し離れているが、 陽が傾いたころ耳を澄ますと、 遠くから笛の音が聞こえてくる。 1年でいちばんのお祭りが始まる音。 この日が近づくにつれて、島はどこかソワソワ。 ソーラーとは島の言葉で旧盆を意味する。 日本の各地でお盆のお祭りはあるけれど、 島の盆祭りはひと味違う。 盆踊りというやつを頭に思い浮かべて欲しい。 広いグラウンドみたいなところの真ん中にやぐらが立ち、 その上で太鼓をならす人がいて、 やぐらの

    • 人の体揉んでる場合じゃねぇ

      忘れてたけど私はセラピスト。 主にオイルトリートメントを生業としてきた。 ボディ、フェイシャル、ヘッドスパなど。 タイ式マッサージやリフレクソロジーもちょこっとだけ。 いつか独立したいというのは漠然と考えてはいた。 ゲストハウスで自分の時間がかなり確保できるようになった今、それを実現できるのでは? ということで、宿泊ゲストにルームマッサージをやらせてもらうことになった。 前回の記事を読んでもらうとわかるけれど、 人の身体揉んでる場合じゃねぇことは重々承知である

      • 強オーシャンビュー仕事

        ゲストハウスでは、主に客室清掃をしてた。 他にゲストの送迎やチェックイン対応など。 難しい仕事はほとんどない。 何がすごいって、ここはすべての客室から海が見渡せる。(↑部屋からの写真) ほぼ海「だけ」が見える。 小浜島には大きなリゾートホテルが2つあるけれど、 部屋からの眺望はこのゲストハウスが断トツにすごいと思う。 で、この景色見ながら仕事できるというのが、 本当に贅沢だと思った。 みんな仕事中に写真撮ってた。 難しい仕事はほとんどないとはいえ、 体力勝負では

        • ホテルスパ辞めてフリアコ生活へ

          沖縄の離島は慢性的な人手不足。 人手不足だからどうしてもその場その場でなんとかするというのが日常。 臨機応変さを求められる。 あちこちを転々とリゾバで巡っている人たちって多くて、 仕事もすぐ覚えてすぐ順応するしコミュ力も適応力も高い。 でも、 慣れない環境での仕事と生活に、 来て数日で挫折する人もたくさんいる。 私たちのようなリゾバスタッフは貴重な働き手だけど振り回されざるを得ない。 こんなはずじゃなかったとすぐに島を出ていく人はたくさんいる。 私はリゾバというより契

        島の野外フェス

          Yさんと遊んで119番

          そして、島に来てやっと同年代の友達ができた! 私の働いていたスパはスタッフが私ともう1人しかいなかったので、 いつも話す相手はその1人しかいなくて、 しかも、まさかのあまり気が合わないという死活問題。 (私より10日ほど早く入社して小浜島に配属されてたのだけど、それだけでめちゃくちゃマウント取ってくるタイプだったので、心のシャッターをそっとおろしました。表面的には仲良くしました。大人なんで。) なにせホテルが広いので、 他部署のスタッフと知り合う機会も少なく、 帰る時間

          Yさんと遊んで119番

          島のお買い物事情

          バイトでは月に3万ほどの収入を得た。 島で暮らしていると3万は超大金だった。 当時、本職のホテルスパの手取りと合わせて11万、 食料品と日用品と携帯電話代、 その他雑費を引いても余裕で余る。 しかもこの日用品に関してはどんどん削った。 当たり前のように買ってるけど、 別になくても平気なものってすごい多いんだなと思う。 あと、コンビニやドラストなどもないので、 石垣に買い出しに行くのだけど、 初めはいつも色々と多めに買ったりしてたけど、 それもしなくなった。 緊急で必要

          島のお買い物事情

          ゴッドハンドとデビルハンドに同時に出会った日

          処置室はベッドが5台くらい並んでて、 カーテンで仕切られている。 そのひとつに、半べそかいた37歳のおばさんが横たわっている。 この世の終わりを感じている。 車椅子からベッドに移る動作での痛みで、 もう私のライフはゼロになってる。 やがて先生がやってきて、 私の右足の小指と薬指にアルコールを塗布し出した。 先生は小指と薬指の爪の脇に小さく鍼を刺して、 そこから血液をしごき出した。 詳しいことはわからないが東洋医学でいうところの、「瘀血」、血流の滞りをよくする、みた

          ゴッドハンドとデビルハンドに同時に出会った日

          注射イヤイヤおばさん爆誕

          フロントのお兄さんに介助されてタクシーに乗り込む。 手取り8万の私がタクシー乗るなんてよっぽどだがもう背に腹は変えられない。 ものの5分で病院に到着。 ちなみにこの時の運ちゃん、 すごく感じ悪かった〜。 たぶん乗る距離が短かったからだと思う。 どうみても歩行困難な客に対してあまりにも不機嫌な感じだった〜。 で、病院着いたはいいけど、入り口から受付まで亀のスピードでしか進めない。 富豪の家の門から玄関くらい遠く感じる。 もう何かにつかまらないと立ってもいられない。 待合ロビ

          注射イヤイヤおばさん爆誕

          ホテルの部屋から出られなくなった時の話

          ちょっともう真剣にヤバいと思って、 石垣島の病院に行ってみることにした。 これはもう整骨院とかマッサージとかじゃどうにもならないやつだ。 石垣島の病院探しはとても簡単である。 数が少ないから!笑 でも石垣島の病院はどこも混んでいるし、 小浜島から行くとなったら朝イチの船で行かなければ! と、気合を入れた結果、もう前乗りすることに。 ちょうど二連休が取れたので、 港と病院の中間あたりに宿を取り、 1日目は石垣の店舗のスタッフとランチして、 翌朝、開院と同時に1番乗りで

          ホテルの部屋から出られなくなった時の話

          初めての♡坐骨神経痛♡詰んだ♡

          小浜島の店舗は石垣で勤務したホテルよりハイグレード、 プライベートではまずチョイスしない(できない)ホテルだ。 独立しているスパ棟は2階建て、 2階の施術部屋は、 露天ジャグジー付きのVIPルーム2つ、 ペアルーム2つ、 シングルルーム2つ、 ベッド数は合計で10台、 1階には大浴場を備える、 映え散らかしたオーシャンビュースパだった。 若干、バブル期の香りが漂ってはいるが、 ハード面はなかなかテンションがアガる。 予約がない日はスパのテラスで海を眺めてハーブティーを飲

          初めての♡坐骨神経痛♡詰んだ♡

          ダブルワーク開始!

          ホテルの寮からは少しだけ海が見えた。 関東の山育ちである私には素敵すぎてもはや違和感でしかないくらい素敵だった() 自分の部屋から海が見えるなんて。。。 もちろん職場もしっかりオーシャンビュー。 人生って何が起こるかわかんねーな。 (自分の意志でここに来てるんだけど) しかし、 もう、ものすごい湿度。 油断すると何もかもすぐカビる。 あと、虫がすげぇいる。 アリと蜘蛛とヤモリは、無限に出てくる。 たぶん知らないうちにアリは食べてると思う。 置いてた食べ物とかについてたりし

          ダブルワーク開始!

          お金の話しちゃう

          私はホテルではなく、 ホテルにサロンを入れているエステの会社の契約社員という立ち位置だった。 月給制で、 客入りが、ある一定の数を超えると歩合がプラスされる仕組み。 私の当時のお給料、 まさかの14万円! ここから、寮費、諸々税金を引くと手取りは8万円くらい。 フルタイムだよ? 衝撃の価格である。 あ、もちろん税金も会社負担のない国保だよ、国民年金だよ、住民税も自分で払う。 前年は内地のサロンで普通に働いていて、 さすがに14万円よりは多かったので、 支払う税金が痛

          お金の話しちゃう

          小浜島で再スタート

          小浜島といえばその昔、 NHK朝の連続テレビ小説ちゅらさんで知名度が爆上がりした沖縄の離島である。 人口は600人ほどののどかな島。 八重山諸島の中央に位置し、 大岳(うふだき)という山に登れば、 石垣島、西表島、竹富島、黒島、新城島、嘉弥間島、鳩間島、由布島、波照間島、 全部を見渡せるかなりバエる島である。 とくに晴れた日は加工したみたいにキレイな海を眺められる。 写真を撮ると、 おや?もしかしたら私、写真の才能あるのでは?と錯覚してしまうほど。 本当に、飽きない。

          小浜島で再スタート

          悲願の小浜島異動

          石垣島のホテルには11月〜翌年3月まで勤務した結果、忙しかったのは年末年始だけだった。 生活の方も、 石垣島は車がないとしんどいということが判明。 あと、意外と石垣島って都会。 私が求めてた島っぽさは北部の方とかに行かないとなさそう。 私たぶん極端なのかも。 好きなものにはどっぷり浸かりたいヲタク気質ともいう。 冷静に見たら石垣島なんてすごい人気だし、 そこに住んで働いてる時点で贅沢なのに。 で、極端でヲタクで贅沢な私は、 仕事も暇だしだんだんつまらなくなってきたの

          悲願の小浜島異動

          地震の夜

          私、なんでセラピストになったかというと理由は2つあって、 20代の時、 テレビ局で昼も夜もなく床に段ボール敷いて寝泊まりしたりするような勤務をやっていて、 とにかく癒されたいって毎日思ってたんだよね。 で、人を癒す仕事ってやりがいありそうだなってその頃うっすら思ってた。 しかも、そういう仕事だったらいつか沖縄移住する時に仕事に困らなさそう!って下心もあって、 で、テレビの世界から足を洗って転職した。 その時、私、32歳。 周りの友達はどんどん結婚して出産してた時期。

          石垣島で無事に就職(*^^*)

          沖縄のどこに住むかについてはかなり悩んだ。 多分もう少し若ければ、那覇に行ってたと思う。 なんとなく。 その10歳の私がテレビで観た沖縄もおそらく那覇とか本島の景色だったと思う。 でも沖縄のあちこち旅行してみて、ざっくりと、 行き先は八重山諸島だと心は決まっており、 とりあえず石垣島にしてみた。 私の職業はセラピスト。 地元のホテルスパで経験を積んでたので落ちる気はしてなかったけど、 電話面接10分で即採用だった。 逆に不安(笑) (そしてその不安は的中するのだけど)

          石垣島で無事に就職(*^^*)