見出し画像

アメリカ人夫・ゴールデン、逮捕される(後編)

前編はこちらから。

全米有数の治安の良さで知られるオレンジカウンティで大学生活を送っていた、若き日のアメリカ人夫・通称ゴールデン。

が、

あろうことか平和なキャンパス内(カリフォルニア大学某校)で仲間と一緒に逮捕されるという事件を起こしてしまう。

その理由は・・・


キャンパスに生えていた大きな植物を夜な夜なトラックで盗もうとしたから。

どうも当時意地悪な気に食わない人がいて(前編参照)、その人の住む家の前に植えて驚かせてやろうとしたとのこと。

計画実行は夜中。

が、夜中とはいえアメリカの大学には24時間キャンパスポリスが駐在しており、共犯者ともども現行犯逮捕されてしまったのである。

そしてこんなにアホな理由でも、転職面接の際に逮捕歴の有無について聞かれた場合必ず言わなければならず(企業が採用前にバックグラウンドチェックすることもある)、正直に答えては面接官に笑われている。

ちなみにこのことを聞かされたときの私の第一声は、

ミランダ警告*聞いた?

である。

(*ミランダ警告(Miranda Warning) とは、 "You have the right to remain silent. Anything you say can and will be used against you in a court of law. You have the right to an attorney. If you cannot afford an attorney, one will be provided for you." 黙秘権や弁護士を立てる権利があることを被疑者に告知するもの。アメリカの刑事ドラマで犯人が逮捕されるときに必ず聞くセリフ。)

完全に笑い話であるが本人はやはり少々気にしている。

ネットに書いたことは言えない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?