PayPay祭の後の祭り①

【導入】

こんにちは、しゅぎもんです。

2018年も静かに終わりを迎えようとした12月、PayPayが100億円をバラまくという“暴挙”に出ました。

100億円バラマキの概要はビックカメラやファミリーマートなどの加盟店でPayPay決済をすることで2割の還元か、一定の確率で全額の還元を受けられるというものでした。

中国にいたおかげでこのビッグウェーブにすっかり取り残されてしまった訳ですが、PayPayを使ってみた人の感想は主に
①還元が受けられてよかった!
②え、なんかPayPay使いづらくない?

の2つに集約されると思います。
このnoteは②についての考察を書こうと思います。面白い題材だと思うので、数回に分けて、連載のような形で進めていこうと思います。

PayPay祭りに参加した人もしていない人も、電子決済のことをよくわからない人もわかるように、書いて行こうと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。

比較対象はお隣・中国

考察にあたって大いに参考になりそうなのは、お隣中国です。
中国ではアリババグループの支付宝(アリペイ)と微信(WechatPay)の二大支払い方法がここ5年で急激に浸透して、すっかり定着しました。

少し脱線して、どうやって浸透させたかを説明すると、日本の100億円バラマキよりも露骨な投資によるバラマキです。

対ベンダー:
・レストランや、スーパー、コンビニなど数多のお店に、専用のQRコードやバーコードを読み取る端末を支給
・電子決済割引補助を提供

対ユーザー:
・電子決済によるクーポンや、電子マネープレゼント
・入金に対する高額利息を提供(2018年12月時点で年利3%以上の金利レート)

このように、日本以上に強引にインフラ整備を進めていました。

お陰で現在では、北京や上海といった大きな都市だけでなく、小規模な街でも、現金を使わずに生活ができるようになりました。

電車に乗るのも、物を買うのも、デリバリーも、レストランも、映画も、
とにかく全て電子決済で過ごせます。
実際私も、上海に来て1ヶ月ほどが経ちますが、現金を見たのはたったの2回ほどです。

ユーザー同士の送金が強みのWechatPay

Wechatはテンセントグループが提供する、いわば"中国版LINE"です。中国人や中国によく出入りする人なら10人が10人アカウントを持っています。
WechatPayはWechatの一機能という位置付けです。日本でいうところのLINEPayですね。このWechatPayの優れている機能が友達(厳密には友達以外も含むので他のアカウント)に送金する機能があるところです。それは「紅包」と呼ばれています。

↓紅包のイメージ


簡単にフローを説明すると、
1.
Wechatの友達とのトーク画面に行きメニューから「紅包」を選択
OR
人のアカウントのQRコードを読み取る

2.
金額を入力する

3.
登録されているカードを選択

4.
指紋・顔・パスワード認証

この4ステップのみで決済が完了します。送られた紅包はキャンセルすることもできますし、一日経っても相手が受け取らなかった場合、そのお金は本人の元に戻ります。

この機能が活躍する場面は意外と多いです。

①WechatPayが使えないお店で

稀にアリペイを支持しているお店ではWechatPayを使えなくしている場合があります。
その場合でも、この紅包機能があるので、店員さんの携帯にお金を送って、そこから払ってもらうことができます。そして、QRコードを読み取る方式ならば、店員さんと連絡先を交換する必要がないという利点があります。

②割り勘の際に

友人とご飯に行った時に、一人一人会計をしていたのではスマートではありません。なので、代表者がまとめて払うことになるのですが、代表者にお金を払う際にもこの紅包は使われます。
歩きながらでも支払えるし、両替やお釣りもないので、非常に便利です。

とにかくお得なアリペイ

アリペイの母体のアリババグループは大手ネットショッピング「淘宝網(タオバオ)」を運営している。アリペイはそのネットショップ専用の淘宝で利用できた通貨を、リアルショップでも使えるようにしたものである。なので、銀行口座からクレジットカードからお金を払ってアリペイの通貨を買って使っていると思った方が理解が正しい。
そして、先に書いたようにアリペイは利回りがいい。日本の銀行預金は0.1%に満たないことが普通なので比べるまでもないが、中国の銀行と比べても、はるかに利回りがいい。
さらに、アリペイは使用特典が多くある。アリペイ払いをした後に、タオバオ内のストアのクーポンを受け取ることがある。時に50元(日本円で800円くらい)の価値があるものも受け取れて、非常にお得である。

以上、WechatPayとアリペイには、それぞれメリットがあるため、中国人なら全員がこれらの決済を用いているのである。

今回はここまで。前置きのようだが、中国人はなぜ、電子決済を使うのかわかっていただけただろうか。

次回は実際の支払いのフローについてのnoteにする予定である。

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しゅぎもん

山梨県出身。北海道在住4年を経て都民2年生。

PayPay祭の後の祭り

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