パンフレットをもらってきました。せっかく新しい世代のモデルさんが起用されているのに、男女二元論、「女性＝ピンク／男性＝水色」の旧世代的価値観。

「女優」「俳優」の書き分けにも注目してください。どちらとも「俳優」で良いのでは？「男性」が基準になっているから、「女優」という言い方をするのですよね？

丸のところを見てください。「メンズ」は、「セットで靴まで揃う！」と書いてあるのに、「レディース」は、「セットでパンプスまで揃う！」と書いてあります。しかも３回も。ザ・刷り込み。「女性」には、パンプス以外を履かせないという強い意志が伺えます。

女性には、意地でもヒールパンプス以外は履かせません。

「女性」には、シャツも着せません。女性は「ブラウス」を着るべきというこだわりが垣間見えますね。

なぜなら、「女性」は、「男性」と比べて、「準」の立場に留まっていてくれなければ困るからです。スーツのジャケットの袖からワイシャツの袖を出すという着こなしも、「女性」には適用なんかしてやりません。「シャツ」も着せてやりません。

「女性」は、短いジャケットのボタンを全部閉めて、体のラインを強調し、お尻を出し、性的に美しい鑑賞物として存在してくれなければ、困るのです。「男性」のジャケットの着こなし？同列に扱ってやる訳がないじゃないですか。

この期に及んで「3~5cmのヒール」指定って、何を考えているんだろう……
「はるやま」には、 #就活セクシズム 署名の提出を断られたわけですが、提出を断ってこういう差別を堂々と続ける姿勢、恐れ入ります。

学生向けのセットの時点で、既に「女性」は、パンプス、ストッキング強制なんですよね。
実は、このパンフレットをもらった店舗で、聞いてみました。「レディースのセットで、ヒールパンプスじゃない普通の靴がほしいんですけど…」って。
そもそもガッカリなのは、いまだに「レディース」の就活用コーナーには、ヒールパンプス以外の靴が一足も置いていないこと。「メンズ」の革靴は、そのお店で聞いたところ、小さくても24cmからしかないそうです。
確認してもらって、レディースセットでも、指定の金額内であれば、「メンズ」の革靴を選んでもセットになるとのこと。

そしたら、そうやって書けばいいんじゃないでしょうか？

勇気を持って「メンズの革靴がいいんですけどセットになりますか？」って聞ける学生さんや保護者の方が、どれだけいるでしょうか？しかも24cm未満の人は選べないし。

「ストッキング」指定なのも、人を馬鹿にしているんでしょうか？

「はるやま」には、署名提出を断られましたが、文部科学省への要望と同時に、署名を提出しようと思っています。

はるやまの意思決定層の方々、もしこれを読んでいたら、言いたいです。
学生を、人を、馬鹿にしないでください。