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ケアカフェ・三原岳さんのお話を伺って


地域の実情に応じたといいながら、容易に他地域の仕組みを整理や取捨選択もせずにもちこもうとするのは、地域の実情に応じていないか、中身が○っぽなのだろうと思いました。また、制度政策と現場・生活など、マクロとミクロの鋭利なせめぎ合いは、つねに政策が生活を支援する際の永遠の課題なのだろうとあらためて感じました。

これらを盲目的に、良いこととして推進したかつての自立支援介護や社会的処方に強烈な違和感を感じたのが腑に落ちました。


複雑で難解な内容を大変わかりやすくお話しくださいました。

しかし一方で、どうしても必要な社会保障サービス(社会保障モデル的支援)を地域や個人など個別化に近づけるかが極めて重要であり、幸手市や杉戸町のケアシステム構築の際に、これらの仕組み化をソーシャルワーク、すなわち個人と社会関係の調整という強みを活用して社会実装してきたことを言語化してくださいました。

地域社会や主体である市民との対話なき政策の一方的な推進は害にしかならない。対話による政策のやわらかい社会実装のためには、政策の染み出し(少し枠をこえること)など政策側の柔軟性がもとめられ、それは政策の目的や本質を理解できていなければできないという点において、相当に高度な作業であることも理解できました。

会場やオンライン参加者からは多くのコメントや質問が寄せられました。

すばらしいご講義をいただきありがとうございました。多くの地域で聞いてほしいお話でした。


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