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自家製サングリアがおいしーい!日本にいながら楽しむ、スペイン風最高の休日

こんにちは、しえです!いつもご覧いただきありがとうございます!

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?ニュースを見ていると海外にお出かけされる方もとても多いようですね。私は残念ながら今回の連休は日本にステイ状態。スペインに行きたい・・スペインに・・。

私はスペイン行きたい欲が抑えきれない時、自宅でスペインごっこをすることにしています。スペイン料理を作り、スペインのテレビ番組を流し、ここがスペインだと思い込む。そうやってなんとか耐えるんです。今は我慢。

私の住んでいる地域は今日は天気もいいし、昼間は28度まで気温が上がるそうなので冷たい飲み物とおつまみを用意しましょう。気分の上がるスペイン的飲み物といえば、日本でも大人気のサングリア!決めました、今日はサングリアを作って昼から飲みます。

ちょっと手間はかかるけれど、最高においしいサングリア作り、始めましょ!


サングリアは観光客の飲み物?

これはワインを作る時にできるぶどうジュースのmosto(モスト)

日本でもっとも有名なスペインの飲み物といえば、間違いなくサングリアでしょう。今やスペインとまったく関係のない居酒屋風のお店でも頻繁に見かけるサングリア。もちろんスペインへ出かければ、街のあちこちに「Sangría 〇〇Euro(サングリア、◯◯ユーロ)」と書かれた看板を見かけます。

しかーし!!しかし、しかし。実はスペイン人たちはお店でサングリアをあまり飲まない、という事実をご存知でしょうか。少なくとも私のスペインの友人たちはサングリアをお店で飲みません。

テラスに座り、ピッチャーでサングリアを楽しんでいるのはその多くが観光客。La bebida oficial de los turistas(観光客の公式ドリンク)なんて表現されることもあります。

実は日常的にバルで飲まれるものではない

バルは本当に最高の場所

では、スペインの人々はサングリアをまったく飲まないか?というとそうではありません。飲まないことはないし、もちろん好きなのですが、お店ではあまり飲まないのです。

サングリアが登場するのは主にFiesta(フィエスタ)と呼ばれるホームパーティや結婚式など、たくさんの人が集まる場所。ピッチャーでサーブされたサングリアをみんなで分け合って飲みます。

体感ですが、特にフィエスタでの登場率はかなり高いと思います。夏、ホームパーティーとなるとその定番はサングリア!というくらい高頻度で登場します。

どうして外でサングリアを飲まないのか?

テラスで飲むサングリア最高なのに・・・

スペインで消費されるアルコール類の中でもっとも多いのはビールとの調査結果が出ています。続いてワイン、ウォッカ、ウィスキー・・。サングリアに使われるワインはスペインでもよく飲まれていることが分かりますね。

ではどうしてお店でサングリアを飲まないのか?疑問に思ったので友人の意見に加え、新聞やYou Tubeの情報をまとめてみました。

質の良くないワインが使われている可能性がある

レモンビールもサングリアくらいさわやか

お酒をよく飲むスペインの人々は、その質に大層こだわります。ビールの銘柄、ワインの年代など好みを持つ人が多く、酔っ払うためではなく味を楽しむためにお酒を飲みます。

サングリアはたくさんのフルーツやお砂糖、シナモンスティックなどで風味付けがされ、ワインそのものの味が分かりにくい。そのため安い値段で買える若いワインを使って作られ、サーブされることが多いのだそうです。

これ、言われてみれは確かにそうですね。高いワインをフルーツで味付けして、風味を変えてしまう人はなかなかいないでしょう。

お安いワインをおいしく飲めるのがサングリアの魅力でもありますが、そこにも質を求めるこだわりの強さゆえ「お店ではサングリアは飲まない」となると考えられます。

食事と飲むには甘すぎる

こんなに色々入ってるもんね

ごくごく飲めるサングリア、実は結構な量の砂糖が加えられています。甘いジュースのようなサングリアは食事には合わない!と考えるスペイン人が多いのではないかな、と思います。

スペインのバルで周りを見てみると、食事時は主にワインか水、おつまみを食べる時はビールを頼んでいる人が圧倒的に多いですね。ノンアルコールビールの消費量も多いのだとか。

バルで飲むと値段が高い

ロゴもかっこいいガリシア地方のビール

最近は日本でも見かけるようになりましたが、スペイン国内では手軽に飲めるボトル入りのサングリアが多数販売されています。このボトルのサングリア、クオリティが高くとってもフルーティー。お店で飲むのと風味に大差ありません。

有名なのが、Don Simonというメーカーのサングリア。スペイン国内では1,5Lのボトルが2ユーロ(約330円)前後で販売されています。バルでサングリアを頼めば1杯で4から5ユーロ(約800円)、ピッチャーとなると15ユーロ前後(約2500円)はするでしょう。

スペインはアルコール類が日本に比べると格段に安く、ビールは1杯2ユーロ(330円)前後、ワインは1杯3ユーロ(約500円)ほど。観光客が多く頼むサングリアは、他のアルコール類に比べるとかなり強気の値段設定となっていることが多くあります。

そのため、サングリアを飲むなら家で飲むわ、というスペイン人が多いのです。

自家製サングリアを作ってみよう

フルーツたっぷり入れるとおいしい

お酒飲みにとっては天国のスペイン。私はお酒はあまり好きではありませんが、サングリアは大好きです。スペインごっこをするならサングリアは欠かせません。

Don Simonもいいですが、今日は休日。自宅で手作りサングリアを味わいたいと思います。スペイン滞在時、ホームパーティーでよく見かけたボウルにたっぷり入ったサングリア。さっそく作っていきましょう!


La receta de la Sangría casera(自家製サングリアのレシピ)

シュワシュワさわやかなサングリア!

材料(約1L分)

りんご 1/2個
レモン 1個
オレンジ 1/2個
バナナ 1本
赤ワイン 500ml
サイダー 500ml
砂糖 40g
シナモンスティック 1本

①りんご、レモン、オレンジをよく洗って皮ごとカットします。バナナは皮をむいてね。サイズは薄くても分厚くても大丈夫です。

フルーツの種類や分量はお好みでOK

フルーツは季節のものを入れるのがおすすめですが、りんご、レモン、オレンジを入れるのがクラシックな作り方です。バナナを入れると甘みが増して、ぐっと飲みやすくなります。

②200mlのお湯をボウルに入れ、シナモンスティックを加えます。この一手間でシナモンの香りが立ち、おいしいサングリアに仕上がります。そこにお砂糖を加え、よく混ぜます。

私は三温糖を使うのでこの色になります

③カットしたフルーツをボウルに加えマリネし、赤ワインを加えます。

シナモンも入れたままで大丈夫です

④冷蔵庫で1時間ほど寝かせ、フルーツがよく馴染んだらサイダーを注ぎ完成!氷を入れたグラスに注いでいただきます!

スペインを思う、最高の休日

食後は中のフルーツを食べるとおいしいよ

今日のスペインごっこのお供は、Pulpo a la Gallega(タコのガリシア風)とBocadillo de jamón(生ハムのサンドイッチ)です。イベリコ豚の生ハムが手に入らなかったのでちょっとランクの下がるJamón serrano(ハモン・セラーノ)ですが、まあいいでしょう。

フルーツの甘み、シナモンの香りがしっかりと感じられる自家製サングリアは、とりあえず私のスペイン欲を抑える役目は十分に果たしてくれました。

みなさんもぜひ、休日は好きなおつまみと自家製サングリアで、少しスペインを感じてみてください!はまるよ、自家製サングリア。ぜひ作ってみて!


私のnoteではスペイン料理のレシピ、大好きなスペインの文化、サッカーのこと、語学のことなどスペインに関することをごちゃ混ぜに発信しています!

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