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記事一覧

"友達が家に遊びに来た"の質感が良すぎるRPG――DLC番外編感想【ポケモンSV】

"友達が家に遊びに来た"の質感が良すぎるRPG――DLC番外編感想【ポケモンSV】

 あけおめです。新年早々、無線イヤホンの片方がぽろっと落ちて、下水道に流れされました。この記事を読んでいる方におかれましては、ちゃんと耳穴にキュッてして日頃から大切にしてあげてください。どれだけ悔いても一緒にいたあの日々に戻ることはできないから……(この記事は残った片方を付けながら書いてます)

 そんな憂鬱な気分を吹き飛ばす冒険が幕を開ける。ということで、『ポケットモンスター スカーレット/バイ

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田舎のショタと殴り合うRPG――DLC後編『藍の円盤』感想【ポケモンSV】

田舎のショタと殴り合うRPG――DLC後編『藍の円盤』感想【ポケモンSV】

 深呼吸をすると、潮風の香りが鼻を抜けた。不思議と心が落ち着く。

 ……ああ、そうか。緊張ばかりで海の風情に全然浸れていなかったんだ。自嘲気味に笑みを作る。きっと口の中がやたらと乾いているのは、塩気を含んだ風を吸い込んでいるから。身体が火照るのは、強い日差しに肌を焼かれているから。そう自分に言い聞かせながら、じっとりとした汗を拭って歩を進める。

 そうして見た目以上に長く感じられる連絡橋を渡り

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田舎のショタに脳を破壊されるRPG――DLC前編『碧の仮面』感想【ポケモンSV】

田舎のショタに脳を破壊されるRPG――DLC前編『碧の仮面』感想【ポケモンSV】

 『ポケットモンスタースカーレット』DLC『ゼロの秘宝』前編にあたる『碧の仮面』をプレイしました。林間学校で訪れたキタカミ地方、そこで待ち受けていたのは、よそ者を嫌う姉ゼイユ、そんな彼女にいつも振り回されている人見知りの弟スグリ。相棒のポケモンたちと共に彼らとのバトルを制した私は、無事におもしれー女認定され、ゼイユからスグリを託されることになった。

 最初は後ろから離れて付いて来るだけだったスグ

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ジュプトル厄介ガチ恋勢だった頃の話&ポケモンと性癖

ジュプトル厄介ガチ恋勢だった頃の話&ポケモンと性癖

小学生ワイ「ジュプトルは失恋なんてしない!!」

 どうも灰猫です。この記事を読んでいるあなたも、ポケモンに関する幼少期の思い出が一つや二つはあるのではないでしょうか。今回はポケモン厄介オタクと化した私の思い出を語らせてください。

 小学生だった頃の私はイケメンポケモンがとにかく大好きでした。映画アニポケに号泣させられたルカリオ、乱暴だけどピンチの時には助けてくれるリザードン。そしてジュプトル—

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杜野凛世=ユキメノコ説【シャニマス】

杜野凛世=ユキメノコ説【シャニマス】

 昨今、シャニマス学会で隆盛している「アイドル=ポケモン説」。これは特定のポケモンとの共通点からアイドル達の正体を解明する、前衛的な研究手法である。

 残念ながら、従来の保守的な研究手法に固執するベテラン学会員からは理解されず、本学説を提唱する学会員が追放処分を受ける事例は後を絶たない。しかし、市川雛菜=ニドクイン説、芹沢あさひ=レジエレキ説が世間の注目を集めたことは記憶に新しい。シャニマス学会

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『劇場版ポケットモンスターココ』数年ぶりにポケモン映画を観た感想(※ネタバレあり)

『劇場版ポケットモンスターココ』数年ぶりにポケモン映画を観た感想(※ネタバレあり)

 事前予想の記事はこちら。

 めちゃくちゃ面白かったです。

 何と言ってもココのキャラクター造形が素晴らしい。まず動きに可愛げがあるんですよね。ザルードを振り回す赤ん坊のココ、ジャングルを元気いっぱいに駆け回る野生児ココ、ポケモン達を思いやる優しいココ、人間の街に目を輝かせるココ。数々のシーンで、その純朴さにすっかり虜になりました。
 少し話は変わりますが、僕はこの記事を書いているときに「ココ

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『結晶塔の帝王エンテイ』の感想と、『ココ』に期待すること【ポケモン映画感想】

※本記事は、以下の作品のネタバレを含みます。
『ミュウツーの逆襲』
『ルギア爆誕』
『結晶塔の帝王エンテイ』

『結晶塔の帝王エンテイ』の感想

 画像引用元:2000年 結晶塔の帝王 エンテイ 同時上映・ピチューとピカチュウ | ポケモン映画 プレイバック・ザ・ヒストリー

 『結晶塔の帝王エンテイ』を観ました。『ミュウツーの逆襲』もそうでしたが、アバンタイトルが完璧。娘ミーと父親シュリー博士の

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