銀色の海

JTB旅行記賞で一次審査通過(25人/約450人)の経験あり。旅の雑誌で、読者欄への投…

銀色の海

JTB旅行記賞で一次審査通過(25人/約450人)の経験あり。旅の雑誌で、読者欄への投稿・掲載をくり返した。その後ライター養成講座に通い、卒業作品(インタビュー記事)が優秀作として雑誌に掲載となる。当面は、日常と人生についてオモシロ&真面目なエッセイ、旅行記を目指す。

マガジン

  • エッセイ「Rainbow shower」

    ドジで真面目なエッセイ集

  • 旅「Memories」

    旅の記憶をまとめています。

最近の記事

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note始めます。どうぞよろしく。

わたしには好きな言葉が二つある。 そのうちの一つは、英会話の先生が教えてくれた、ことわざだ。 のっけから英語を持ち出すのは全く本意ではないのだが、ちょっと素敵な表現なので、みなさんへお伝えしたい。それは、 Every cloud has a silver lining. という。直訳は、“どんな雲にも銀色の裏地がある”、となる。 空いっぱいに厚い雲が垂れこめる薄暗い日、飛行機で離陸して雲を突き抜けたその瞬間、窓の外に突然に、光に満ちた青空が現れる体験をしたことはないだろう

    • 「お詫び投稿」 先ほど「日光を旅する③-華厳の滝」を投稿後にスマホで訂正していて、誤って画像が全消えした下書きを投稿&正しい方を削除してしまいました。先にスキ、コメントをくださった方、「今、このnoterが~」の山門さん、誠に申し訳ございません。スマホにも魔物が…いえ、私が魔物。

      • 日光を旅する③-華厳の滝

        みなさん。日本地図ってどうだろう? 生まれ育った土地とかお住まいの地域というのではない、まったく馴染みのないところの地理って、どのくらい詳しく知っているだろうか。 「そりゃもう、島の一つひとつにいたるまでつぶさに脳裏に焼きついてますね」とか、「日本地図は3Dで認識してますけど」とまでいう人は、仮にいたとしてもきわめて少数派…?だろうと思う。 自分のことをいえば、3Dどころか県境だけが描かれた地図で、「ここって何県?」と指されたりしても…視線を宙に漂わせ、首をかしげて後ず

        • 日光を旅する②-お料理編|中禅寺金谷ホテル&日光金谷ホテル

          「おいしい」は、曖昧だ。 育った地域や家庭の食習慣による。もちろん人それぞれの好みも違う。 わたしは西のほうの生まれで、おでんの“はんぺん”は食べつけない。"ちくわぶ”を、”ちくわ”だと思って口にした時は、「何者?」という感じだった。 その反面、もともとそんなに好きではなかった穴子のにぎりが、東京の煮たものを食べて(すごくおいしい)と気づくようなこともあった。 20年ほどまえ、職場で50代半ばくらいの営業マンが生のウインナーを食べているのを目にしたことがある。 お弁当の

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        • 「お詫び投稿」 先ほど「日光を旅する③-華厳の滝」を投稿後にスマホで訂正していて、誤って画像が全消えした下書きを投稿&正しい方を削除してしまいました。先にスキ、コメントをくださった方、「今、このnoterが~」の山門さん、誠に申し訳ございません。スマホにも魔物が…いえ、私が魔物。

        • 日光を旅する③-華厳の滝

        • 日光を旅する②-お料理編|中禅寺金谷ホテル&日光金谷ホテル

        マガジン

        • エッセイ「Rainbow shower」
          13本
        • 旅「Memories」
          6本

        記事

          月、火と初めてつぶやいたら、金曜まで毎日つぶやきたくなった。 表現したいことが140字で伝わるか試し、投稿後も(なんか違う)と幾度も正す。 本当に140字ある? 結局、伝わらぬ作品を残して実験は終了へ。 俳句は究極だ。作れないのでTV番組で楽しむ。その録画がたまるのを楽しむ。

          月、火と初めてつぶやいたら、金曜まで毎日つぶやきたくなった。 表現したいことが140字で伝わるか試し、投稿後も(なんか違う)と幾度も正す。 本当に140字ある? 結局、伝わらぬ作品を残して実験は終了へ。 俳句は究極だ。作れないのでTV番組で楽しむ。その録画がたまるのを楽しむ。

          カウンターで一人ランチをしていたら、年配の女性が入ってきた。 「お隣、座ってよろしいかしら?」 「あ...はい」 気おくれがして一言で。 女性は「あぁ美味しいわ」。コーヒーで「ホッと一息ね」と独り言。 最後にコンパクトを出し、そっと口紅ぬり直す。 完全敗北したある日のこと。

          カウンターで一人ランチをしていたら、年配の女性が入ってきた。 「お隣、座ってよろしいかしら?」 「あ...はい」 気おくれがして一言で。 女性は「あぁ美味しいわ」。コーヒーで「ホッと一息ね」と独り言。 最後にコンパクトを出し、そっと口紅ぬり直す。 完全敗北したある日のこと。

          2月から週に一度、オランダ人と2人で会議。 今週はスウェーデン人が加わり、3人だった。 英語のリスニングなんて碌にできもしないのに。会議の日は、震え上がるほどの緊張感と共にくる。 あれ?2か月前より、TVで英国人の話す英語が楽に耳に入ってくる… 努力よりも慣れ?歯がゆいな。

          2月から週に一度、オランダ人と2人で会議。 今週はスウェーデン人が加わり、3人だった。 英語のリスニングなんて碌にできもしないのに。会議の日は、震え上がるほどの緊張感と共にくる。 あれ?2か月前より、TVで英国人の話す英語が楽に耳に入ってくる… 努力よりも慣れ?歯がゆいな。

          昨夏、ランチで食あたりして、駅で駅員さんが助けてくれた。 そして、季節はもう旅立ちの春。20人ほどの駅員さんが、新しい制服とマスクをつけて先輩の話に一心に耳を傾けていた。緊張のまじった、真剣な眼差しが宝物。 門出の君へ、心からの声援をおくらせて。 親ではなくても泣けるんだ。

          昨夏、ランチで食あたりして、駅で駅員さんが助けてくれた。 そして、季節はもう旅立ちの春。20人ほどの駅員さんが、新しい制服とマスクをつけて先輩の話に一心に耳を傾けていた。緊張のまじった、真剣な眼差しが宝物。 門出の君へ、心からの声援をおくらせて。 親ではなくても泣けるんだ。

          魅力的な言葉とは。 「俺んち、近くに酒屋はあるけど、スーパーはないんだよ」 通りがかりに人が、同僚に話していた。 よくある会話だ。 でも、それがもし、 「俺んち、近くに酒屋はあるけど、花屋はないんだよ」なら、どうだったろう? その人を、振り返って見てしまったにちがいない。

          魅力的な言葉とは。 「俺んち、近くに酒屋はあるけど、スーパーはないんだよ」 通りがかりに人が、同僚に話していた。 よくある会話だ。 でも、それがもし、 「俺んち、近くに酒屋はあるけど、花屋はないんだよ」なら、どうだったろう? その人を、振り返って見てしまったにちがいない。

          日光を旅する①−中禅寺金谷ホテル

          今回から5回にわたり、早春の日光への旅についてお伝えしてまいります。 車を使わずに中禅寺金谷ホテルと、日光金谷ホテルを泊まり歩く一人旅。 初回は、中禅寺金谷ホテルについてのお話です。 それはミズナラ林の中に建つ、中禅寺湖湖畔のホテル。 ログハウス風のあたたかみある建物ですが、むかし祖母と並んで「火曜サスペンス劇場」を楽しんでいた身からすると、なんとなくロケ現場にふさわしい気もする、雰囲気あるホテルです。 火サスの世界に、なんらかの思い入れや未練のある方、惹かれる方にと

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          日光を旅する①−中禅寺金谷ホテル

          エッセイ|捨てなくていい

          あなたは、物を捨てることができるだろうか? デパートやお店の紙袋とか、郵便受けに入れられたクーポン付きのチラシとか。 プリンや、おせち料理に使われている小さなカップ。食べきったあとのジャムや蜂蜜のビン。 旅先でもらう見どころマップ、説明書。美術館の半券やら栞やら何やらを。 未使用の割り箸とか、古くなった歯ブラシなんかはどうだろう? (掃除に使えるかも)と思って、とっておいたりしないだろうか? きっと使わない物なのに、どういうわけか捨てにくい。そんな悩ましい物がある…

          エッセイ|捨てなくていい

          エッセイ|闘いの前夜

          絶対に失敗できない仕事というものがある。 というか、どんな仕事だって失敗はよくないのだけど、全プライドをかけて闘わねばならない時がある。 本心を言ってしまえば、勤めている会社を愛せない。いつ辞めようか、辞めてもいいやと思いながらやってきた。それでも辞めずにいるのは、平たく言えば一人でやっていく力がないから……である。 昨年の秋、外人社長に対して希望をひとつ願いでて、勢いのまま苦情を述べた。述べても、述べ足りないほどの苦情があった。 結局うまい具合にはぐらかされて、(それじ

          エッセイ|闘いの前夜

          noteでのルビのふり方 with 俳句

          今回は、noteにおけるルビのふり方をお伝えします。 「ここは漢字にしたい」とか、「漢字を使わなくちゃならないんだけど」ってこと、たまにありませんか? 漢字の使い過ぎはよくないけれど、やっぱり平仮名にできないとか、逆に読みにくくなるって頭を悩ませること… ありますよね? デジタル変革の流れに乗れないわたしより、みなさんの方がnoteの機能を使いこなしているはず。でも「漢字をひらく or ひらかない」についての記事を noteで目にすることが時どきあったり、その反面でルビが

          noteでのルビのふり方 with 俳句

          エッセイ|”幸福の木”に花が咲いて

          うちの “幸福の木” に、花が咲いてしまった。 あー、困った。どうしよう… ここでいう “幸福の木” とは、前に「エッセイ変ッ身!幸せのカタチ」に書いたドラセナという観葉植物のことだ。ドラセナは別名、“幸福の木” と呼ばれている。 もともと勤務先の会社にあったのだが、大きくなりすぎて枝が切られた。それを同僚のSさんとわたしとで、1本ずつ引き取って育てている。 同じ木を親にもつのだから、Sさんの木にも花が咲いたはずだと思ったのだが… Sさんはいつになく、興奮してこう言っ

          エッセイ|”幸福の木”に花が咲いて

          存在

          「人に読まれなければ、あなたの文章は存在していないも同然」 noteを始めてから、この言葉を幾度か目にした。 noteだけでなく、外にもそういったサイトはみられ、人に読まれるには何をどうやって書けばよいかという方法論が語られる。 「読まれるための方法◯選」とか「人が読みたくなる理由◯つ」といった、数字入りのタイトルつきである。 言い方をかえると、「人が読んではじめて、あなたの作品は存在できる」ということになろう。哲学的で一理あるようにも思われる。 だがその言葉を目にするた

          エッセイ|変ッ身! --- 幸せのカタチ

          1年前に、“幸福の木” をもらった。 幸福 “の” 木。 この “の” が、いかにも曖昧で好きだ。それは “幸福を呼ぶ木” なのかもしれないし、“幸福な気分にさせてくれる木” かもしれない。または “幸福が宿る木” とか、 “幸福の象徴である木”、“幸福によって育まれる木” など、いろんなふうにとれるだろう。 植物名はドラセナという。 もとは職場にあった観葉植物で、大きく育ち過ぎたため枝分かれの2本が切り取られたことが始まりだった。 長い葉っぱが噴水のように広がり、水に

          エッセイ|変ッ身! --- 幸せのカタチ