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ネットいじめの思い出【ぜんぶ、言っちゃうね・某イベント編】


【あるイベントでの出来事】

もう何年も昔、私がとあるイベントに参加した際の話です。
この場では一応イベント名は伏せておきます。

主催でもないのにいつまでも……と思う人もいるでしょうが、これは私がネットいじめされた事件につながるので、書かせてください。

【鳥取県カルチャー界の闇】

まず前提として、当時の鳥取県の状態について説明します。大雑把にぼかしているので、細かい部分の違いについてはご容赦ください。
鳥取県では、県の活性化や文化の発展のために、カルチャー系の企画に補助金を積極的に出していました。
漫画などのカルチャーを応援して、県を活性化させようという素晴らしい理念のものです。
この補助金投入活動について、「A」とします。

しかし、県民の中には、「血税を無駄遣いしている」という考え方の方々がいらっしゃいました。
「A」がどんな問題を抱えていて、どのように無駄遣いなのかは知りません。だからそのことへの是非はここでは語りません。

ただ、反「A」の中には、「過激派」がいました。
「過激派」の人たちは、ちょっとでも「A」とつながりのありそうな(ありそうな、というのがポイント)クリエイターや会社・イベントを攻撃しまくっていました。

一般人ではなく、自分もまたクリエイターという人も少なくありませんでした。
なぜクリエイターが、地元での活躍の機会をくれる「A」を攻撃するのか?

彼らの言い分の一部を取り上げれば、「補助希望の相談に行ったら職員に嫌な態度をとられた」とか、「自分よりレベルの低い活動が補助金をもらっている(自分はもらえていないのに)」とか、「補助金をもらっているクリエイターとトラブった」などなどあるみたいです。もっと他の理由もあるかもしれません。

彼らがどのような理由を抱えてダークヒーローになってしまったのか、興味なくはありませんが、何も悪さしていないのに攻撃された立場からするとなんの言い訳にもなりません。
個人とのトラブルで、関係ない人たちまで攻撃するのはどうかしています。


まとめると、

・鳥取はカルチャー系のイベントに補助金を出している(この活動を「A」とする)
・反「A」過激派の人たちが、Aとつながりのありそうなクリエイターを攻撃している


というのが、当時の事件の背景です。


では本題に入ります。


【18禁ありのグループ展が騒動に】

地元で大きなカルチャー系のイベントがありました。このイベントにはAの補助金が出ていました。
その企画の中に、絵描きや造形作家などを集めたグループ展がありました。

私は出展と、当日の番という形で参加しました。

グループ展には18禁ブースがありました。「文化としてのエロスを追及したい」という考えから、そういう作品を並べる場所を設けたのです。
チラシにもエロスの要素があったのですが、これが過激派の人に目をつけられてしまったのです。

そもそもこの方たちは、企画の発表以前からこのイベントや参加者の悪口を言っていました。
チラシはただのきっかけで、元々、気に入らなく思われていたのです。

彼らは警察に通報し、イベントには警察から問い合わせがありました。

その後、改めて警察から連絡があり、「このチラシはわいせつ物ではない」との判断をいただき、何の問題もなかったはずなのです。

しかし、彼らは「警察沙汰イベント」「警察から指導が入った」とはやし立て、攻撃しまくりました。
結果、事態は大きくなり、全国規模の大炎上になってしまいました(Yahoo!トップニュースにまで載りました)。

通報については、自分で書いていましたので、彼らが行ったのは間違いないと思っております。


また、普通に考えれば、「警察に事情を説明して問題ないと判断された」だけのことが、騒ぎになるわけがありません。そもそもそんな情報がどこから出回るのか?
それは通報者本人だから、警察からどのような対応をしたかの連絡があったということだと思います。
「イベントの方に連絡しておきました」というのを、「警察から指導が入った!」と騒ぎ立てて、炎上になった――と考えるのが一番自然です(推論となりますが)。

自分で通報しておきながら「警察沙汰になった」って、実際には問題なくても、通報すれば「警察沙汰」にはなるでしょう……。

あるいは警察が「注意しときました!」とか、調子のよいことを言ったのかもしれません。それはわかりません。そうだとすると警察の対応にも問題があります。

警察の方は取材に「今回はわいせつ物にあたらないが、十分注意してほしい」みたいなコメントを出していた気がしますが、これもあまり納得できません。何ではっきり「わいせつ物にあたらないから問題ない」と言ってくれないのかな? と。お巡りさんが毅然と守ってくれないスタンスに当時はモヤモヤしました。

新聞報道では「削除を検討するよう注意を受けた」とされていましたが、実際は「こういう意見があるのでどうするか検討してください」といったもので、強制されたわけでも断罪されたわけでもありません。イベント側でとりあえず自主的に絵を下げた後に、「わいせつ物にあたらない」と改めて連絡があったのです。

そもそもわいせつ物にあたらない創作物に、注意が入るというのが文化を舐め切った事態だと思います(警察は通報があったら一応、連絡をしなければならない立場なので、警察が悪いと言いたいわけではありません)。

【チラシの回収と謝罪の発表】

問題が大きくなったことで、チラシは回収され、イベントからは謝罪文を出す事態となってしまいました。

補助金の対象からも外され、非常に悔しかったです。なぜ、問題ないことをしていて、「補助金を外す=補助金に値しない企画」の烙印を押されなければならないのでしょうか。

世間に出回ったチラシの画像は、加工を加えられたものです。いわば「かけてあるモザイクをわざと外した」ような状態にされていました。
それで「これはアウトだ」と言われても、そりゃそーだろうとしか思えません……。

元々のチラシは、普通に見ていればそんなアダルトなものではないんです。実際、警察の判断でも問題なかったのですから。

企画は一週間あり、ラストの土日、私は番を頼まれていました。

番をする前に大炎上し、土日、現場に行くのがとても怖かったです(ワクワクでもありました)。

ちなみに、この炎上では通報者(+その仲間)や、その他の過激派によって数々のデマが拡散されました。
その中に「18禁ブースがあるのに番をつけていない」というのがありました。
番を頼まれていた立場なので、これはハッキリ、嘘だと言えます。
また、展示は1階・全年齢、2階・成人向けとなっており、2階に上がる階段には「これより18禁」を示す目隠しがしっかりありました。
その状態なら、仮に番がいなくても問題ないのでは? と個人的には思います。
企画ブース専属の番はいなくても、イベント中は関係者があちこち見回っている状態でしたし。ビデオ屋のアダルトコーナーだって、入り口に店員さんは貼りついていませんよ。

通報者一味の一人は、現場をのぞきにくると言っていたのですが、結局来ませんでしたね。ご尊顔を拝みたかったのですが。

【企画者の怒り】

私はこの展示企画者の一人(主催ではない)と仲が良かったので、その人(「B」とします)が怒り狂っているのを間近で観ていました。

通報者と過激派たちは「条例違反!」やら何やらと警察の判断が出る前から騒ぎまくっていましたが、問題ないと分かった後も訂正なく攻撃しまくってきました。

だからBはブチ切れて「問題なかったじゃねーか! 条例違反だ何だと騒いだ連中は謝罪しやがれゴラァ!!」みたいな感じの書き込みをSNSにしました。
口は悪いですが、間違ったことは言っていないと思います。

これを観た通報者一味の一人(「C」とします)はブチ切れました。何で自分がデマを流しておいて、謝罪要求されてブチ切れられるのかまったく理解できません。

Bの発言はイベント関係者から削除するよう言われ、削除しました。乱暴な口調だったので、事態の鎮静化を図るためだったのでしょう。

しかし、発言削除を受けて、Cは調子に乗りました。

「うわ、こっちに謝罪要求した発言削除しやがった」

とかなんとか言いながら、執拗に攻撃してきました。
さらに主張は変貌を遂げ、いつのまにか謝罪要求の部分は消え「Bがとんでもない暴言を吐いて、後から消した」という内容で騒ぎ続けました。

(上記の彼の書き込みの証拠保全はしています。Bの書き込みは削除されていますが、彼の”謝罪要求削除しやがった”発言から、Bの消された問題ツイートが、謝罪を求めた内容だったのはおわかりいただけると思います)


【私の書いたブログが目を付けられる】

私はBから希望を託され、ブログを書きました(私の意思でもあります)。
ブログには今回の件への参加者としての見解、出回っているデマ(+彼らの暴言)への注意喚起を書きました。

デマについては、彼らのSNSの書き込みをスクショして一つ一つ貼りました。そうしないと証拠能力が弱いと思ったからです。

すると、彼らは激高しました。

「ストーカー行為だ」←!?
「脅迫だ」←!? 
「都合よく編集してデマを流している」←!?
「名誉毀損・侮辱罪!」←!?

などなど……。

「ストーカー行為だ」
私は彼らのネット上に公開された発言をまとめただけです。
ストーカー発言をした方については、未だに住所も名前も年齢も何もかも知りません
(ほかの方については、素性を知っている相手もいますが、もちろんストーカーしたことはありません)

「脅迫だ」
私はスクショと共に、どこがどうデマなのかの説明を載せただけです。脅迫に当たる行為など一切行っておりません。

「都合よく編集してデマを流している」
これについては、より詳しく言うと

「こちらが怒る原因になった書き込みがあったはずだ! それを消してこちらの発言だけ載せている。都合よく編集してデマを流しているのはそちらではないのか」

という主張でした。
自分がデマを流していることへの言い訳はまったくありませんでした。
怒る原因になった書き込みがあったからと、「デマ」が「デマ」でなくなるわけがありません。

一応、「どの書き込みのことか」と訊きました。しかし、「あなたがそう思ったものを載せろ」と言われ、教えてくれません。
内容を教えてくれないのに、どうしろというのでしょう。

ちなみに、この書き込みとは、Bの謝罪要求のことだと思われます。
絡んできたのはCでしたし、執拗に「消された書き込み」ということを言っており、こちら側で消した書き込みはBの謝罪要求だけだからです。


「名誉毀損・侮辱罪」
名誉毀損や侮辱罪に当たる行為は一切行っておりません。


彼らがあまりに激高するので、私は少し怖くなりました。
私は意地でもこの記事を消されたくありませんでした。企画への想いやデマの訂正は絶対に残しておきたい。
万が一にもブログを削除なんてことにならないように、念のためにスクショのアイコン部分を消し、イニシャルに変えました。
元々のアイコンは彼らの描いたイラストだったので、何か文句を付けられるかもと思ったのです。

これがいけなかった……。


私の編集に目ざとく気づき、彼らはそこを追及してきました。

「著作権侵害」
「無断転載」
「謝罪文を載せろ。さもなくば警察に通報する」
「もう遅い。明日弁護士に相談に行く」

などなど言われ、参ってしまいました。

無知だった私は、「たしかにアイコンを載せたのはまずかった」とそこは反省し、言われた通り謝罪文を載せました

しかし、後々調べた結果、私の行為は「著作権侵害」には当たるとはいえなかったのです(裁判したわけではないので、"おそらく"となりますが)!

著作権には「時事の事件の報道における例外規定」があります。今回の件は新聞にも取り上げられる大事件であり、その過程で出たデマをまとめるのは正当な範囲だと思われます。

私も知らなかったのでそこは本当に悔しいですが、彼らもちゃんと調べないまま人を「著作権侵害」呼ばわりして攻撃してきたのです。発端のチラシと同じ構図です。「これは法律違反!」と決めつけ、犯罪者呼ばわり。実際には違っても謝罪はありません。

私が無知で謝罪してしまったため、彼らはさらに調子に乗りました。
私のことを言うのはともかく、イベント全体を「著作権違反者の参加したもの」として中傷され、本当に申し訳なかったです。
私のせいで来年からイベントがなくなるんじゃ……と、気が気ではありませんでした。

ブログを書いたことは今でも間違っていたとは思っていません。
けれど、結果的に彼らの行動を激化させてしまって、イベント関係者の皆様には本当にご迷惑をおかけしました。
そのことは反省しています。申し訳ありませんでした。

また、アイコンを下げて謝罪した後も、「文章への著作権侵害がまだされている」などと絡まれました。今度は私も引きませんでした。「著作物は「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」。その文章(デマ)は著作物に当たらない。ゆえに著作権侵害ではない」と言いました。この件は話し合った結果、相手方が折れてくれました。

だからブログは今でもそのまま残っています。

これだけのことがありながらも、このグループ展は中止にはならず最後までやることができました。


【過激派の悪行】

過激派の人たちがどんな人間なのか気になりました。
だからSNSをさかのぼって見てみました。

すると出るわ出るわ悪口の数々。
地元の気に入らないクリエイターやイベンターの悪口をひたすら書きまくっていました。

特にBのことは前から攻撃しており、その理由も、

「○○(ある国)の擁護をしていた」
「○○(ある国への蔑称)を擁護って、そこまで頭沸いている人でしたか」

などと理解不能な内容。その国が嫌いだからと、ひどい蔑称を使ったり、"頭沸いてる"なんて言っていいわけがありません。実際、頭沸いたようなこと言っているならともかく、「擁護」というだけで中身もわからないままこんな言葉をつかえるのは程度が知れます。
ちなみにB曰く、「擁護をしたわけではない、ただ中傷はよくないといっただけ」と言っており、当時の書き込みは私も覚えがありますので、間違っていないと思います。

あと、Bの個人的活動についてバカにした書き込みも多くありました。
同じ地元で活動している身で、よそのサークルをバカにした書き込みをして、恥ずかしくないのかと思います。

通報者一味の一人は、「私は個人批判をするときはプライベートアカウントでしか書かない。そんなことをしていると自分の評価が下がるから」と言っていました。
つまり、評価の下がる書き込みをしている自覚があるのにやっているのです。当然ですが、プライベートアカウントだからと何を書いてもいいわけではありません。
この人はBがよっぽど気に入らないみたいで、知り合いの議員に言いつけるなどと言っていました。議員に言いつけるってなんやねんw
それでどうこうなったら私は鳥取県の政治に絶望しますよ。実際には何もありませんでしたが。

また、補助金をもらっていない人のことを、なぜかもらったと思い込んでいるようでした。「A」関連のイベントに参加したり手伝ったりすることと、その人本人の個人的活動に補助金が出ているかは別の話なのですが……。

私についても、「補助金もらおうとしてた」と言われましたが、当時、そんなことを考えたこともなかったし、現在に至るまで私の個人的活動に補助金が出たことはありません。

※「カンちゃんネットいじめにあう」は「ネットいじめ防止の会」(会長は私ではない)として、後々、Aとは関連しない分野での補助金をいただきました。しかし、言われた当時はそんな事実はありませんでした。


その他、作った料理への悪口や容姿への悪口など、いろんな相手に対する人間性を疑う書き込みが多数ありました。


書き込み主は成人済です。
いい歳の大人がこんなことをしているんです。
私には理解できない精神です。

この件はさらに続きがあります。

【お前はもう謝っても許さないぞ事件】

通報者一味の一人(Cとは別だが、中心人物)は、私のブログを弁護士相談サイトに張り付けて嘘の相談をしていたのです。

・自分たちの会話を都合よく編集している
・こちらの警告により内容を修正された
・修正前は侮辱罪・名誉毀損罪にあたることをしていた
・匿名掲示板にSNSアカウントを晒してくる

などの嘘八百の内容です。

上記にあげたものはすべて事実ではありません。

私は反論を匿名掲示板には書かない主義です。やるときは自分のツール上で行います。匿名では説得力が薄いからです。
(ちなみに過激派の情報ソースは匿名掲示板が多く、あきれてものも言えません)

※匿名でのやりとりも、上手に使えば有益だと思います。全部、匿名が悪いと思っているわけではありません。ただし、匿名で人を攻撃するのは安全圏から石をぶつける卑劣な行為だと思います。

もう絶対に許せなくて、当時は思わず「お前はもう謝っても許さないぞ!」というタイトルでブログを書きました。
タイトルの通り、今後、何があっても、どのように改心されたとしても、この人を許すことはないでしょう。
私の中にラインがあって、それを越えた瞬間、「絶対に許さない人間リスト」に放り込まれます。彼はそちら行きになりました
(だからって何が起こるわけではないですが……)

ちなみに、弁護士の回答も、「こんなところでこんな質問をするな(要約)」というもので、呆れられているようでした。

この人は、他にも私について事実無根のデマを書いていました。

「お前はもう謝っても許さないぞ」ブログについては、なぜか別の反A過激派から「いつまでも蒸し返すな」と怒られました。何か誤解しているようだったので話し合ったら、納得してもらえました。

【そしてあの作品へ】

グループ展のみならず、私に対してもデマを流す。
他の人も絡むグループ展については、好き勝手出来ない部分があるのは理解しています。

しかし、私へのデマ・中傷は別です。
私関連のことについて抽出して、別の事例にブレンドして再構築し、架空の物語に仕上げたのが「カンちゃんネットいじめにあう」となります。

「カンちゃんネットいじめにあう」は、鳥取カルチャー界の闇の落とし子だったのです。

この漫画を公開したとき、反A過激派から「Aの補助金業者を批判すると言論弾圧される」という批判を受けました。
どこをどうツッコんでいいのかわからない主張です。内容を読めば「補助金業者を批判」なんて言葉が出てくるはずがありません。
スクショを貼るなど、今回の件のときやった行動も出てきますが、あくまでそういう行動にフォーカスしたのであって、漫画内にも活動理念にも「実在する特定の業者」に触れた部分など一切ありません(無関係ですという注意書きは除く)。今回の記事と漫画を比べればわかると思いますが、事件ともまったく関係ない内容にしてあります。
特定の業者云々関係なく「デマや中傷をやめましょう」という、ただそれだけです。

「私や別の事例で攻撃していた人たち」「補助金業者を攻撃していた人たち」が被っているので、こんなよくわからない主張をするのです。
私の漫画を批判する前に、自分たちの行動を顧みてほしいものです。

当然、言論弾圧もしていません。


【そして明日へ】

この長い長い物語の末に、今の島田つきがあります。
私ではなくイベントを対象に攻撃が行われるのが嫌で、おとなしくしていました。
最近は彼らの反A活動も落ち着いていますので、そろそろいいかなと思いました。

「気に入らないから叩く」
「気に入らないから排除する」

これらは恥ずかしいことなんだ。
良い子のみんなはマネしちゃだめだぞ。

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