カンちゃんは こねこから ねこに しんかした!
カンちゃんを森で拾ったのが十月中旬だから、それからもう四ヶ月もすぎたんだ。
ボクが森でどんぐりを拾っていたら、突然雨が降りだしたんだ。急いで帰ろうと歩いていたら・・・・
「みゃあああああん! みゃああああああん!!」
どこからかけたたましい子猫の鳴き声が響いてきてね。
ふっと前を見たら、カンちゃんが座り込んで泣きじゃくっていたんだ。
今まで誰もいなかったのに、湧いて出たようにいたんだよ。
ボクは周りを捜したけれど、お母さんも兄弟もいないみたいだったから、家に連れて帰ったんだ。
雨が激しくなかったら、お母さんが探しているかもしれないから置いて帰ったけど、あのまま雨の中においていたら、風邪をひいて死んじゃうかもしれないって思ったんだ。
それからすくすくと育って、今ではとんだお転婆に(^_^;)
その頃に生後一ヶ月くらいだったから、今はもう五ヵ月だね。
来た当時の写真。
現在の写真。
なんだかもう違う生き物みたいだね(笑)。
今もかわいいーんだけどね!
雨の日に森に行くと今でもカンちゃんが泣いていた日を思い出すよ。
このあたりにカンちゃんのお母さんもいるのかな・・・とか。
あのあともしかしたらカンちゃんのことを捜していたんじゃないのかな・・・とか。
ボクが拾ってよかったんだって自信を持って思えるくらいに幸せにしなくちゃね。
(2013-02-25 クロックロの日記より)
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