腕を切った脚を切った
血が出た

その時初めて本当に生きているんだと思った

痛みは元々感じにくい方であまり分からない
でも切れば血が出てくる
「生きてる」そう思えた

僕はいつも怖くなる不安になる
理由は僕自身が生きてていいのか
わからなくなるから
「僕という存在が消えればみんな幸せになる」とか
「僕が不幸の種でみんなに迷惑をかけてる」とか
僕がいない方がやっぱりみんな幸せって思う
だから死にたい消えたい何度も何度も思う考える
でも勇気が出ずにそんなことが出来ない
そんな自分にイラついて
そんな自分が本当に生きているのか証明するために僕は腕や脚を切ってしまう

ある日僕は自分の首を絞めた
それで本当に死のうとしたのかは分からない
ただ首を絞めた
顔が熱くなって圧迫される感じ
手とか足とか痺れる感じ
一番「生きてる」と思った
それが正解とは思わないし不正解とも思わない
ただ自分が僕自身がしたかったからした
が一番の言い訳だと思う

僕がこんなことをしても
僕がこんなことを言っても
「どうせ死なないんでしょ?」などと思う人がいると思う
そうなんだよ
死なないの
死ねないの
生きてても死んでもみんなに迷惑をかけてしまうんだよ
生きていたら生活することで迷惑をかけてしまうし
死んでもその後のことで迷惑をかけてしまう
だから何が正解かは分からない
僕なりに考えているつもり
だから辛い時に死ぬとか苦しいから死ぬ
多分そういうことだと思うけど
「死にたい時に死のう」そう思った

僕は死にたいというより消えたい
僕という存在をこの世から消したい
みんなの記憶からも消えたい
初めからなかったかのように消えたい

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