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ビジネスにおける俯瞰的視点の重要性~どの目線から見ているか?いくつの視点で物事を見られるか?

今回は目線の話をしていきます。

まず始めに質問です!

あなたは自分を第三者的目線で見ることができますか?

例えば、自分が誰かと会話している所を、自分の感情を抜きにして第三者としてみることや、自分の仕事をしている姿を同じように見ることができるか?ということです。

これはほとんどの人ができないと思います。

僕自身もできません。

ですが、もう少し違う第三者的な目線は持つことが可能だと思っています。

それは、自分の仕事に対して、バイアスを排除して物事を考えてみることです。

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例を使って自分の仕事を客観的にみていきましょう**

例えば、あなたが学校の先生だとしましょう。

学校の先生としてのバイアスや義務教育の制度や自分の学生時代の経験も一切外したとして、どんな世界が見えますか?

学校の先生をビジネスとして考えた場合は、この仕事はどういった仕組みのもとでビジネスとして成り立っていて、元請・下請・顧客の関係性はどうなんだろう?

とか

給料と自分の能力のバランスはどうなのか?

とか

生徒に教えるという行為の中の、時間の概念(過去メルマガ内容参照https://note.com/siruf_bos/n/n35eb3428f351)との兼ね合いは?

など、、、

色々な目線で俯瞰的に『先生』という職業について考察することができると思います。

逆に、学校の先生ではない自分が、学校の先生だとしたらどんな環境の中、何を考えて仕事をしているのか?を想像してみて下さい。

そうすると、物事に関していくつもの見え方が生まれると思います。

そう!
バイアスの掛かったモノの見方以外に、バイアスを取っ払って、俯瞰的視点で物事を思考することが重要だと思うんです。

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自分の身近な人の仕事から自分自身が見えてくる**

例えば、経営者の方であれば、今までの付き合いや過去ことは全く考慮せず、俯瞰的に顧問税理士のことを見てみて下さい。

どんな仕事をしているのか?

自分のビジネスパートナーとしての仕事をしてくれる骨のある人なのか?

この人にだったら困ったときに心底信用して相談できるか?

等、感情を抜きにして考察することができるのではないでしょうか?

逆に、自分が税理士の立場として、俯瞰的に自分を見た時、どんな姿が目に映るでしょうか?

こんな目線の重要性を感じています。

『それはなぜか?』

僕自身、保険屋として過ごしてきた5年弱。

保険業界の思考や目線にズブズブに侵されていることに気付いたきっかけがあったからです。

それは、ある会社に財務コンサルティングを行い、そこで毎年生まれてくる『現金の利益』を、僕はヨダレを垂らしながら保険の提案する気満々でいました。

でも、そこで社長に言われたことは、

『このお金を全部事業拡大へ投入したい!』
『そのビジョンはコレだ!』

と、今まで見たことがないような、想いの詰まった事業計画書が出てきたのです。

この瞬間、自分は何やってんだ、、、

会社の経営をサポートするのは、自分のセールスの為ではなく、自分が関わった会社が『利益を生み出す』為だろ!

そう再認識させられました。

僕は社長に言いました。

「僕は毎日出社することはしません。ただ、社長のやりたいビジネスを行える環境は必ず作ります。僕は自分の提供するコンサルの全ての責任を負って仕事をします。月30万で顧問契約して下さい」と。

これが、僕の答えでした。

保険屋としては、保険を売らなければ収入がありません。

でも、保障としての役割を掛捨ての商品で補い、生み出されたお金を事業で回転させていくお手伝いをすることが、その会社にとって最善の策だと判断しました。

今の自分が同じ立場なら、全ての利益を事業に再投入するイメージしか湧かないんです…

なのに、自分では加入しないプランの提案をしようとしていた自分に腹が立ちました。

正直、経営を履き違えていました。

そんな経験もあり、今は保険募集人の資格を外しました。
※保険は宮島の一番弟子に全て引き継いでもらっています

そして、1人の起業家として複数の事業の構築を進めています。

起業家であり財務コンサルタントという稀有な状況だからこそ生まれる発想があると思っています。

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様々な視点で自分を見たからこそ見えてきた自分の存在意義**

僕は財務コンサルの『プロ』です!
プロだと言い切れる自信と実績があります。

プロだからこそ、自分のコンサルの失敗には自分で責任を取る覚悟をしています。

あるクライアントにお伝えしたことがあるのですが、

「僕の仕事に少しでも不満があるなら、今まで頂いた全ての顧問料をお返ししますので、顧問契約を解除していだいて構いません」とお伝えしました。

普通はバカだと思うかもしれません。

でも、経営者が全てを掛けて事業を行っている中で、僕のことを信用してくれるのであれば、『プロ』としての責任を背負いながら仕事をすることが筋だと考えています。

プロには失敗した責任が伴うのです!

少し話は脱線しましたが、今回はこんな目線の持ち方もあるということが伝われば嬉しく思います!

色んな立場で俯瞰的な目線を持つことができれば、文字通り視野が広がります。

コロナのこんな時だからこそ、いくつもの視点を持っておくと良いのではないでしょうか?

ではまた^ ^

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中小企業コンサルタント。 独自の財務分析手法である『田目財務』を考案したり、オンラインサロンの『未想塾』や業種横断型ローカルビジネスネットワーク『たよりーtayoly』を企画・運営を行っている。 https://www.facebook.com/dai.overtake