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ファッション業界が持続可能であり続けるために、いま自分がやるべきことを最適な場所で

シタテルの多様なメンバーのインタビューを通して、カルチャーや特徴を探る「sitateru voice」。今回は入社2年半で事業開発室 室長に就任した高薄にインタビューを行いました。学生時代からファッション業界を志し、他業界でビジネススキルを磨いてから2021年にシタテルへ入社。若くして事業開発室の室長に就任した高薄を深掘りすることで、シタテルの特徴が見えてくるかもしれません。

高薄 貴嗣
企画統括部 事業開発室 室長

大学卒業後、企業向けソフトウェア開発会社にて ERP導入のPM、クラウドERP事業の立上げに従事。前職の外資系コンサルティング会社では小売業/物流業向けソリューション事業立上げ支援等のプロジェクトに携わる。現在は、シタテル株式会社で事業開発部長としてsitateru CLOUDのサービス/プロダクト戦略策定および推進を担う。


学生時代にパリファッションウィークへ飛び込んだことが、ファッション業界を志すきっかけのひとつに

ーーファッション業界にもともと興味がありましたか?

ファッションは昔から好きでした。中学生や高校生でおしゃれに興味を持つ人は多いですが、私も関心度合いは周りとさほど変わらなかったと思います。あえて挙げるとすると、高校が私服だったので身だしなみに気をつけていたこと、母親が服好きだったことでしょうか。

周囲と同じぐらいの関心度合いだったところから、職業としてファッション業界を意識したターニングポイントは2つあります。

1つめは、大学時代にパリとミラノのファッションウィークを観に行ったことです。大学1年生のときに「2年生の春休みに観に行こう」と決め、そこからフランス語の授業をとり、大学の国際寮での生活を通して2年間準備しました。伝手がない中でパリやミラノに飛び込んだのですが、会場の雰囲気を含めて楽しむことができました。今振り返ると、怖いもの知らずで無謀でしたが、この一歩踏み出せた経験や達成感がターニングポイントの1つになったと思います。

もう1つは大学時代の約2年間、ライフスタイル誌の編集部でインターンを行ったことです。ファッション特集記事に携わったり、デザイナーへの取材、展示会に足を運ぶなかで、デザイナーさんの考えや抱える課題をいくつか知る事ができました。これらの経験からぼんやりと将来的には「ファッション業界で彼らをサポートする仕事がしたい」と考えるようになりました。

ただ、大学卒業後すぐにファッション業界には進みませんでした。というのも大学で学んだIT領域の経験を積んだほうが、後にファッション業界に入った際、自分の強みとして活かせるのではないかと思ったんです。そのため新卒では、ソフトウェア開発のメガベンチャー企業に就職しました。

シタテルとの出会いは、偶然見かけたこと

シタテルを最初に知ったのは、私が1社目の会社に入社した社会人1年目の頃です。
とあるデザイナーさんのファッションショーを観に行って、たまたま同じ会場でシタテルがリアルイベントをやっているのを見かけて立ち寄りました。そこでシタテルという企業がITの力でファッション業界を変えようとしていることを知り、自分が考えていたことをチャレンジできる会社なのではないかと感じました。

ただ、ファッション業界で働くのは自分が30歳くらいになって、他業界でのビジネス経験を積んでからと決めていたので、すぐに転職を考えることはありませんでした。

そこから4年後の2020年、コロナの影響で多くのアパレル企業や工場が廃業したり、経営不振に陥っているニュースを見てショックを受けました。当時は2社目のコンサルティング会社で勤めてまだ1年ほどでしたが「ファッション業界が打撃を受けている中で、自分ができることを今やっておかないと後悔する」と思い、ファッション業界への転職を考えはじめました。

そして以前から興味を持っていたシタテルを調べると、ちょうど事業開発の求人があったので応募しました。面接を通して、シタテルの理念やファッション業界を変革したい想いに改めて賛同し、入社を決意しました。

ファッション業界に対して強い興味を持つことが業務へのコミットメントにつながる


ーーシタテルではどのような業務を担当していますか?

入社当初は事業開発の中でも主にビジネス側を見るポジションで、セールスやカスタマーサクセスのメンバーと一緒にsitateru CLOUDをどのように世の中に広げるか、ということに取り組んでいました。

現在は事業開発室の室長として「sitateru CLOUD」のプロダクト設計や、どういった戦略で事業として拡大させるかを考えています。私のポジションは、ビジネスサイドと開発サイドを橋渡しする役割なので、常に両方の観点を持って業務にあたっています。

ーー仕事をするうえで、意識していることはありますか?

1.自分の考えだけで判断せず、他の立場からの視点を取り入れたうえで物事を判断すること。2.相談がきたら、何か自分なりの意見が返せるように広く情報収集を行うこと、この2点は特に意識しています。

自分1人の力だけでは、大きな成果は出し切れないと考えています。そのため、早い段階で積極的に関係各所の意見を聞きながらブラッシュアップしていくことは、日頃から心がけていますね。

また関わる部署が多いので、各部署がどのような取り組みをしているかは日頃から情報収集するようにしています。他にも、パートナー企業やクライアントとお話ししたり、他業界の事例を見たり国内外のwebメディアの記事を読んだり、できるだけ多くの情報に触れることが習慣になっています。

最近は、社内外のいろんな方から相談してもらう機会が増えています。日頃のインプットのおかげで、どんな相談がきても自分なりの見解をお話できることは多いので、みなさん頼ってくれてるのかと思います。これからも気軽に相談できて、話せば何か新たな発見がある、そんなシタテルの相談役を目指したいと思います。

業界の変化を感じる瞬間に、自身が携われている喜び

ーー仕事のどういったところに面白みを感じますか?

いろいろな部署と関わりながら、会社としてのベストな方針を導き出すこと。そして、プロダクトを育てていくところに、楽しさを感じています。

シタテルで働いて2年半経ちましたが、ファッション業界の変革に携わっている手応えを感じています。これまでは衣服生産やサプライチェーンに関する情報はオープンにされず、閉ざされた情報でした。しかしシタテルプラットフォームを展開することで、情報はオープン化され、大企業だけでなく幅広いブランドや縫製工場等のビジネスにも寄与できていることが、私にとって大きな喜びですね。

そしてシタテルにはファッション業界出身のメンバーが多いので、プロダクトをつくる際に「ここは、実際の業務ではどうやっているのか」などを細かく聞きながら開発しています。IT業界の人たちが理想論だけでつくるのではなく、実際の現場に即したシステムを提供できるのが強みだと思います。

――どんな方がシタテルにマッチすると思われますか?

ありきたりかもしれませんが、1つめは仕事で成果を出すために前向きに動ける方。2つめは、協調性があって社内外で関係性を築ける方。3つめはやはり服が好きで、ファッション業界に対して何らかの影響を与えたいと考えている方であれば、さらに楽しくやりがいを持って働けると思います。個人的にも、ファッション好きな方とはいろいろお話したいです。

――今後の事業開発室が取り組むことを教えてください。

「ファッション業界は環境に悪い」とよく言われていますが、その根本を改善する仕組みづくりに挑戦していきたいです。

ヨーロッパを中心にサステナビリティやトレーサビリティに対する機運が高まり、新たなルールが形成されつつあります。
日本の企業やブランドも同様に対応が必要になってくると考えているので、シタテルのプラットフォームを通じて対応できるようなサービスづくりを直近では目指しています。

ーー高薄さん、ありがとうございました!

シタテルでは、組織やメンバーに共感いただける方からのご応募をお待ちしております!
ご興味ある方はWantedlyよりご連絡ください。



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