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『無添加』『オーガニック』の嘘

【「無添加化粧品」の嘘】

 2001年3月までは、アレルギー反応を起こす可能性の高い102種類の成分(旧指定成分)を含まない物を「無添加」と規定していました。
 しかし、現在は、全成分表示制度となり、上記の制度は廃止されました。
 
 現在は、
・石油系合成界面活性剤
・防腐剤(パラベン)
・合成香料
・合成着色料
・鉱物油
 これらをすべて使用していない場合も、いくつか使用していないという場合でも、「無添加化粧品」を名乗れます。(もともと102種類指定されていた中のごく一部、のうちの1つでも使っていなければ無添加と言えてしまいます)
 メーカーによって、無添加の基準を好きに変えられるわけてす。

【「オーガニック化粧品」の嘘】

 現在、厚生労働省はオーガニック化粧品の基準を定めておらず、1%でもオーガニック成分が配合されていれば「オーガニック化粧品」を名乗れます。

 

【いずれにせよ、使う必要がありません】

「無添加化粧品」も「オーガニック化粧品」も、色々言われていますが、結論としましては、どちらも使う必要がありません。
 健康な肌には化粧水からクリームまで一切不要どころか、むしろ有害です。

 女性でメイクを落とす際は、余計な成分が一切含まれていない「純石けん」を使うことをおすすめします。

【「無添加食品」の嘘】

 2022年3月に食品表示制度の改正が発表されました。
 「○○不使用」と目立つ形で表記することが禁止されたため、消費者は、パッケージの裏の表示を見て、自分ですべての成分を判断するしかありません。

 

 【裏の表記さえ見れば大丈夫なのか】

  パッケージに記載されている成分は、商品の最終製造過程の履歴です。最後の工場で使用したものだけを記載することになっているのです。
 例えば、最終工程では添加物を使っていないため、「無添加食品」であるかのように思えても、その前の段階の下請け工程などで添加物を使っている可能性が十分あります。

 また、添加物を使用しても、微量で効果が出ないとみなされたものは表示を免除される、という、キャリーオーバー制度もあります。
 よく、「魚介エキス」「鶏ガラエキス」「○○エキス」と書かれた成分がありますが、かなり曖昧な表現ですね。その原材料自体の品質の問題やキャリーオーバーを隠すためには、うってつけの表記法です。

 【では、何を買えば良いのか?】

  上記のような内容をしっかりお店側が提示した上で本当の意味で自然な食品を取り扱う商売をしているメーカーを探しましょう。

 スーパーはコスパ重視で、我々の健康のために存在するわけではありませんので、期待せず、ネットで探すことをおすすめします。

              静かな花より🌼

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