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ジョブズやオバマ元大統領はなぜいつも同じ格好をしていたのか?

人は1日に3万5千回決断している

ケンブリッジ大学の研究によると、人は1日に3万5千回も何かを決断しているらしいです。

今日1日を振り返っても、「そんなに決断してたっけな?」とあまりピンとこないですよね。

ただ、今日はご飯何食べようかなとか、どこに行こうかな、などの大きな決断だけでなく、そのためにどう体を動かすか、どう立ち上がるかなどの「無意識の決断」も含めると、それだけの数になるそうです。

決断が多いと脳は疲労する

無意識だとしても、何かを決断する時には脳はエネルギーを使っています。

3万5千回も決断を繰り返していたら、気がついたときにはヘトヘトに疲れていて、大事な時に頭がまわってくれません。

この脳の疲れを、「決断疲れ」というそうです。

ルールを決めて「決断の数」を減らす

この「決断疲れ」の状態にならないためには、3万5千回と言われている決断の数を減らしていかなければなりません。

そのために最適の方法が、あらかじめルールを決めてしまうことだそうです。

・朝ごはんは必ず納豆ご飯を食べる
・仕事の前にカフェで読書をする
・カフェでは窓際のお気に入りの席に座る

などなど、自分でいくつかルールを決めておくと自然に行動できるので、決断のために脳のエネルギーを使わずにすむそうです。

この「ルールを決める」という方法は、世界的な著名人の方々も多く取り入れています。

例えば、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズさんは、黒いタートルネックとジーンズに、ニューバランスのスニーカーという服装で毎日を過ごしていたそうです。

また、アメリカの元大統領のオバマさんも、グレーか青のスーツしか着用しませんでした。

2人とも、「今日何を着るか」ということに決断のエネルギーを使いたくなかったんですね。

なぜなら、2人にはもっと決断しなければならない大事なことがたくさんあったからなんです。

小さなルールから始めてみよう

さすがに、ジョブズさんやオバマさんほど徹底的にルールを作ることは難しいですよね。
でもそこまでしなくても、ほんの小さなルールをいくつか作るだけでも、「決断の数」は減らすことができます。

僕らは、ジョブズさんやオバマさんのように会社や国を左右するほどの決断をすることはおそらくないと思います。

しかし、自分の人生を豊かにするための決断は、毎日の様々な場面でやってきます。

その時にしっかりと頭を働かせられるように、日頃から「決断の数」を減らすことを意識して、自分にとって重要でない決断を少しずつルール化してみてはどうでしょうか!

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