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高級フィンランド料理レストランに行ってみた!

Autumn Term(前期)が終わって冬休みに入り、留学生の友達が一人ずつ帰国していく…。アールトのIncoming Students担当のチューターさんに
「他の留学生の友達がみんな帰っちゃうんです( TДT)」
って涙目で言ったら、
「後期も同じくらい新しい留学生が来るよ!」
って言われて飛び跳ねた!!海外だと9月が年度始まりの国が多くて後期から来る人はほとんどいないって思ってたから一安心。ちなみに前期・後期にそれぞれ130人ずつくらいいる留学生の中で1年留学するのは私だけらしい。そう聞くと、友達がいなくなっちゃうのは寂しいけど、やっぱりあと半年ここにいられるのはものすごくありがたいことだなあとも思います。

で、今日は明後日帰国する日本人の友達とフィンランド料理のレストランに行ってきた!彼女との最後の晩餐in Finlandってことで、Konstan Möljä(コンスタン・モルヤ)という名前の、普段なかなか気軽にはいけない高級フィンランド料理屋さんにトライしてみました。
このお店はヘルシンキ市のサイトでも取り上げられるくらい人気のお店で、今日も私たちがお店にいた18:30〜20:30の間、恐らく60席近くある店内は終始満席で順番待ちの列ができていたほど。そしてなんとオーナーのお姉さんはICUで日本語を勉強していたらしく日本語がペラペラ!今日も私たちが日本人ってことを伝えたらすごく喜んで日本語で全部のメニューを紹介してくれました(笑)

高級だけど雰囲気はアットホーム!
隣の部屋ではスーツ姿のおじさんたちがずっと大熱唱してた(笑)

お料理はビュッフェの一択36€(約5,000円)。今はクリスマスシーズンだから、クリスマス限定メニューもあった!

まずは前菜から。

彩りが綺麗!

やっぱりなんといってもサーモンが美味しい!なんだかんだこっちに来てからそれなりにサーモン食べてますが、フィンランドでハズレのサーモンに出会ったことは一度たりともありません!(笑)油が載ってて肉厚で美味しい。
あとは小魚やきゅうりの塩漬け・酢漬け、パンやスープのトッピングにするチーズ、バター、マヨネーズの和え物、マッシュドポテトと食べるリンゴンベリーソース(右下)など。お察しの方も多いかと思いますが、フィンランド料理のレストランとか学食で食べると、ここに並んでいる料理たちがパンやメインのサイドディッシュとして出てくることが多いです。そして逆に言うと、
パンやメインがないととにかくしょっぱい!!(笑)
特に酢漬けや塩漬け、マヨ和え系はこれだけではなかなか食べられません…。ただこれは付け合せにするためというよりむしろ、元々冬の間の保存食として塩をたくさん入れる必要があったから、結果的に味が濃くなって他の料理と食べるようになった、という方が近いんじゃないかなという気がしています。

お次はメイン!

さっきのリンゴンベリーをマッシュポテトと食べるのが
私の好きなフィンランドの味^^

まずはお待ちかね、トナカイのお肉!!今日はトナカイのソテー(ミートボールの右)でした。まったく癖がない!お肉の味でいうと牛肉に近い感じ。牛肉よりはちょっと硬いけど、食べごたえがあって私的には好み。日本人なら好きな人多いんじゃないかな。
あとは右側のオレンジのペーストみたいなお料理とその右の同じく茶色いお料理がキャセロールと言われる、硬いお肉や野菜を煮込んだ料理(ココットとも言うそう)です。オレンジの方はニンジンが入ってるからオレンジ色。きっと特にオレンジのが甘かったのはにんじんの甘さなのだろうけど、私は得意ではなかった…。
そして左上の方にちょこっと写っているハムがクリスマスメニュー!私はムーミンカフェのクリスマスメニューを見て知ったんだけど、フィンランドではクリスマスに分厚いハムを食べる文化があるそう。素敵なフィンランド料理のレストランでクリスマスを味わえて良かった^^

お腹も膨れてきたところで、締めのデザートへ!

# 甘いものは別腹
# スープはデザートじゃないよ

Glögi(グロッギ)と呼ばれる赤い飲み物が、私の中では「フィンランドの幸せの味」ってことになってます。(笑)シナモンの効いた温かいベリージュースは寒いフィンランドに冬に欠かせないアイテム!
薄い大きなビスケットはジンジャーブレッドと呼ばれる、これまたシナモンの効いた優しい甘さのクッキー。最近私はジンジャーブレッドをグロッギに浸して食べるという幸せの掛け算みたいな食べ方を発見してしまいました。お行儀的にどうなのかは知りませんが、そんなこと構ってられないくらいの美味しさです(コラコラ)。

デザートまでフルコースでフィンランド料理を満喫したところで、本日の結論。
せっかくブログなので正直に感想を書くと、
食はフィンランドあかん!!!!
これまでも何回かフィンランド料理を食べて「ものすごい美味しい!」ってなったことはそんなになかったんだけど、今回はめちゃくちゃ有名なお店を選んだしお値段もかなり良かったから、かなり期待していきました。が、日本人の私的にはしょっぱすぎたり甘すぎたり…。さっきもチラッと書いたとおり恐らくそれはフィンランド人の生き延びる知恵から来ているのであろうし、北国の寒い環境では食材も恵まれていないのだろうと思うので、納得はできますが。
まあ、ちょっとくらいフィンランドにもダメなところがないと日本帰りたくなくなっちゃうからね!


今日食べた料理の中でキノコのスープが実はとっても美味しかったっていうのはここだけの話(※キノコ嫌いが克服された!?と家族に早とちりされると、帰国後キノコが頻繁に料理に入る恐れがあるため)。

読んでくれてありがとう!Kiitos!









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