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源泉の感情

みなさんおはこんばんちは。
結果書くのを放置する.…

今回は読書記録です。
三島由紀夫対談集『源泉の感情』を読みました。

先日といっても3月頃だったか、これもちょっと忘れちゃったんですが、とにかく大学時代の友達とウン年ぶりに会って飲みに行ってきました。
なんかアリスのレストランとかいうすごいキラキラしたところだったんですが、そこで三島由紀夫の話になり、この対談集を勧められました。

キラキラ

この対談集は、若かりし頃の大江健三郎、石原慎太郎、芥川龍之介の息子で俳優の芥川比呂志、安部公房、テネシー・ウィリアムズ、福田恆存など、当時の文化人たちと一対一で三島由紀夫が文学・演劇について雑誌などで対談したものを掲載したものです。
文学・演劇といっても書き方や思考など論じるだけでなく、これから文学はどうあるべきか、や演劇であれば稽古の仕方、ポリティカルなことなど多岐にわたり、突っ込んで対談しています。
この時代の表現者たちはかなりストレートにあけすけな物言いをされるのでそれはそれでおもしろいですよ。
また、芸術として、能・狂言・文楽・歌舞伎・新派・日舞からも一人ずつ、対談し、その歴史や定義、意義、稽古方法についてなどなど聞いていてそれぞれ面白いです。

一応文庫本で河出書房新社から売ってるみたいですが新刊でちょっと割高だったので古本で購入しました。
Amazonだったけど私が買ったときよりいま高くなってるかもしれません。
資料としてはかなりいい一冊だと思いますので、文学・舞台芸術好きな方にはおすすめです。

亡くなった年に出た初版本なので感慨深い

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