「タバコの煙は、たばこから直接数煙よりも、たばこから出る煙や吸った人が吐き出した煙の方が害のあるものが多く含まれています」

小１の長男が小学校からもらってきた「たばこの害についてちゃんと知ろう！」といチラシにこんな事が書いてあった。

チラシの作成者は、居住している市の健康福祉局。

ちょっと待って、めちゃくちゃ矛盾してませんか？

路上喫煙し放題

居住している市では、路上喫煙に関して禁止をしていない。
駅前等の混雑エリアのみ禁止で、駅には複数の喫煙所が設置されている。

でも、駅前以外であれ「屋外の喫煙OK」とされている。

毎朝、ママチャリで保育園へ送迎する時には１日1人以上「歩きたばこ」をしている人に遭遇する。

自転車に乗りながらタバコを吸う人もいる。

駅付近の駐輪場では、中高生と思われる子供達が吸ってる場面に遭遇する事もある。

私は今まで一度もタバコを吸った事がない。
吸ってみたいと思った事もない。
「美味しくなさそうだし、お金が勿体ない」というシンプルな理由だ。

妊娠した時に、タバコとアルコールをやめるように促すチラシ等を見ながら「酒もタバコも興味のない人生で良かった」と思った。

そして母になってから、歩きタバコをしている人に遭遇すると物凄くイライラする様になった。

親族も含めて、家族に喫煙者がゼロな我が家では子供もタバコが嫌いだ。

歩きタバコをしている人の近くを通ると「くさいね」「嫌な臭いだね」等と子供がケロっと言ったりする。

ちょっとヒヤヒヤするけど、その通りである。

犬の散歩しながら歩きタバコする人。
子供と手をつなぎながら歩きタバコする人。
自転車の後ろに子供を乗せて、漕ぎながらタバコ吸う人。

市では、こんな風景に「ＮＯ」と言わない。

私が１０年以上住んでも、イマイチこの町を好きになれない理由はこんな所にある。（←じゃぁ引っ越せば良いのにｗ）

喫煙に対する風向き

そうは言っても、日本全体で見れば喫煙者に対してかなり厳しくなってきている。

私は見た事がないが、昔は電車の中でもタバコを吸う人がいたそうだ。

私が社会人になった頃は、駅のホームもバス停も喫煙ＯＫだった。
それが、駅のホームの一番端だけＯＫになり、全面禁煙になった。

私が最初に就職した職場は、日中は屋内禁煙だったけど何故か定時を過ぎると「自席で喫煙ＯＫ」という意味不明なルールだった。

カフェや飲食店も少しづつ「喫煙席」「禁煙席」と分けられるようになり、遂に廃止された店も多い。

ちなみに、我が家にある「あんぱんまん」の第一号絵本ではジャムおじさんがパン工房の中でたばこを吸っている。
それ位、昔は喫煙に関して寛容だったんだろう。

もし自分が喫煙者だったら

タバコを吸おうと思った事がないので考え辛いが。
もし、自分が愛煙家だったらかなり厳しい世の中だと思う。

大きなオフィスビルなら喫煙所が整備されているけど、雑居ビルには殆どない。

学校の先生とか、保育園の先生だったら吸う場所がなさそうだ。

毎朝すれちがう「歩きタバコの人」は、バス停まで歩く時に吸っている。
もしかして家では吸えない人？？

数年前、コンビニの外でママ友が喫煙している場面に遭遇した事がある。
「こんにちは」と声をかけたら、物凄く動揺した様子で
「あ、嫌だ。今のは見なかった事にしてくださいね。誰にも言わないでくださいね！」と慌てて消して去って行った。

職場の上司も、仕事中は隙を見つけて「タバコ休憩」をしているけど、家族の前では絶対吸わないし、吸ってる事を秘密にしているという。

後ろめたさみたいなものがあるのだろうか？
そんな面倒な思いをする位ならやめれば良いのに。
でも、やめられない中毒性があるんだろうな。
そう考えると、やっぱりタバコの美味しさなんて「知らない方が良い」のだ。

「喫煙は悪である」と徹底的にすりこむ

不妊治療をしていた頃、「お砂糖は体を冷やす」と聞いて砂糖断ちをした事がある。
でも、すぐに挫折をした(笑)

出産した後、子供にはチョコレートや砂糖菓子をなるべく与えないようにしていた。
でも、お友達との付き合いもありお菓子を避け続ける事は難しかった。

だけどタバコに関しては、一生知らずに生きていく事も可能だと思う。

私は小学校から配布されたチラシを有難く「タバコは悪である」という啓蒙活動に利用させて頂いた。

チラシを一語一句子供と一緒に読んだのだ。

・タバコの煙について。
・色々な病気の原因にもなる（脳、肺がん、咽頭がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、膵臓がん、口腔がん、骨がもろくなる等）

そして「誘われても断ろう！」と題した箇所についてはロープレもした。

「お前も吸ってみろよ、友達だろ？」
「１本位なら平気だよ」
「すっきりするよ」

と書いてあるチラシを少しアレンジしつつ、子供にタバコを薦めるセリフを吐いてみた。

小１の長男は「嫌だよ、パンチするぞ！」としか言わない(笑)

それでは反対処理として弱い。
「タバコを吸うと体にどんな害があるのかを話して、だから自分は吸いたくないってハッキリ言うように」と伝えた。

長男は「絶対吸わないよ！」と断固拒否の姿勢だった。

それにしても矛盾を感じる。
通学路にだって路上喫煙してる大人がいっぱいいる。

身近な所で、下手したら自分の親が路上喫煙しているという子供もいるかもしれない。

子供に「タバコはやめましょう」なんて言う前に大人を取り締まってくれよ。

街中に未だにある煙草屋さんへの配慮なのかな？

今日も有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡