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春の癒やし、映画館での旅

今週木曜、同じ職場で働く仲間が
どこか元気がない様子だったので、
大丈夫?と訊くと
「4月に入り毎日出社し、
慣れてないので疲れたのだと思います」
とのこと。

3月末までは週に2日は
在宅勤務のテレワークでしたが、
入社式の手伝い等もあり、
今月は日々出社することになったと。

「3年前までは週5出社が
当たり前だったのですがね」

四十代の彼女はそう言いました。
その実感はものすごくわかります。
先月は期末、なにかと業務が集中して
お疲れ模様も漂うはず。

僕は余計なことと思いつつ、
「今度の土日は、雨の予報なので
シネコンで午前に1本と午後に1本、
映画でも堪能して、非日常に浸れば」
と拙いアドバイスをしたのでした。

実に陳腐な助言だと浅慮を恥じたのですが、その実、僕ならそうすると思ったのです。但し、ビジネス系の作品ではなく、冒険(アドベンチャー)ものとヒューマンストーリーの計2本をチョイスするでしょう。

仕事の疲れ、思考の疲れを取り除くには
運動したり、旅に出たり、自然に身を委ねるのが最適と思えますが、あいにくの雨。

であれば、映画の世界に入り込み、
全く違う世界を旅するのも一考。
勿論、自宅でのブルーレイや
アマゾン等での鑑賞も良いのですが、
今や大型シネマコンプレックスに行けば、
ゆったりしたラグジュアリーな空間で、
1日に複数の作品を楽しめる時代。

僕は小学校高学年の頃、
街の映画館でよく邦画を
観ていました。
ビデオレンタルもない時代です。

当時の映画館は2本立てが主流。
メインは2時間以内、
サブは90分以内の作品の組み合わせ。
とはいえ、後者もなかなか面白く、
この2本を堪能した後、
夕暮れの商店街を 
物語の余韻から抜け切れず
ぼおっと歩くのが好きでした。

職場の彼女は、シネコンは名案ですね、
と僕に返し、微笑みました。 

その数分後、僕はトイレの鏡に映る自分に
「映画館か。自分に囁いた言葉だな」
と少し疲れた顔をしげしげと見つめました。

さて、この土日は何を観ようかなと。

皆さん、来週のために、良い土日を!!!

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