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おわりに

最後まで完走しました。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
これで日記は以上となります。

一文が長い箇所が多いため、読みづらく、わかりにくく、また不快に思われるようなところもあったかと思いますが、まずは心から感謝を申し上げます。

この日記の後のことを少し書きますと、私は、毎日のように歩いて外出をするようになり、散歩から戻るとひたすら寝るという日々を過ごしました。

それからしばらくして、家への外泊許可が出て、病院に戻っても、やっぱり毎日歩いて外出をし続け、その結果、先生から退院許可をもらい、退院する運びとなりました。

日記を書くのを止めた11日後の、2019年、6月28日のことでした。

退院日を迎えるに至っても、夜ぐっすり眠れるようになるということはありませんでしたが、いつの間にか、常に私を苛んでいた不安は、なくなっていました。

この日記は、私がずっと気分が塞いでいるとき、元気なガン患者さんを見て落ち込んでしまったことがあったから、明るい感じのものでもなく、面白い感じでもない、淡々とした、日記を書きたいと思いました。

前向きで明るくて、有益な情報のたくさん詰まっているガン患者さんの本は、たくさんあるけれど、内容のほとんどが後ろ向きで、辛い感じの話はあまりないんじゃないかなと思って、最後まで書きました。

今、世界で一番、孤独で、寂しくて、悲しくて、辛くて、不安な気持ちになっている人に、この日記の何かしらが、優しく伝わったらいいなと思います。


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