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『読書日記』

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読書に関して考えたことや、作家さんや本のことなどを書いています。
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2020年12月の記事一覧

今年の読書のふりかえり(2020)

Looking back on this year's reading.  今年もいよいよ終わりになりますので、自分の読書…

Small World
3年前
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帯の”どんでん返し”は不要な作家(ジェフリー・ディーヴァーのツイスト)

Jeffery Deaver's TWIST.  本に巻かれている”帯”には、推薦文やキャッチコピーが並んでた…

Small World
3年前
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クリスマスに読みたい本といえば

 皆さんは、クリスマスに読みたい本ときいて、どんな本を思い浮かべるのでしょう.....  デ…

Small World
3年前
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綾辻行人の3番目の"アナザー"

3rd "Another"  綾辻行人さんの『Another2001』を読んだので、このシリーズについて ”note…

Small World
3年前
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特殊設定ミステリーのホープたち

Special settings  読書を続けていると、趣向に偏りが出てしまうのは仕方ないことで、自分…

Small World
3年前
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やっぱり冬にはエスピオナージが似合うのです。(髙村薫の『リヴィエラを撃て』)

RIVIERA  先日、スパイ小説の大御所 ”ジョン・ル・カレ” をnoteしたのですが、国内作家さ…

Small World
3年前
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ティンカー、テイラー、ソルジャー、そして、”ジョン・ル・カレ”

Tinker, Tailor, Soldier, Novelist 12月12日に逝去したジョン・ル・カレに対し、謹んでご冥福をお祈りします。  寒くなると読みたくなる作家さんがいて、私の場合は、ジョン・ル・カレがそんな作家さんです。 ジョン・ル・カレは、スパイ小説で人気を博したイギリスの小説家で、多くの著作があります。  ル・カレのスパイ小説には、派手な銃撃戦も、ハイテクな秘密兵器も、もちろんセクシーな美女も出てきません。  スパイの行なっていることは、