#841 アーティストSHINGO KATORI

ワクワクドキドキする。
あの時が蘇る。
足が止まってそこから動けなくなった衝撃を。


SHINGO KATORI 『WHO AM I』
再び個展が開催されているのである。

2019年、初めて彼の作品を目にしたとき、あまりの衝撃とともに表現の無限性を感じた。そして色々と考えた。
キャンバス(人生)は何度でも塗り替えられるのか否か。
SHINGOKATORI全てで表現された作品たちは、ダイナミックな中にどこか繊細さが残り、ポップな作品を見ていても涙が出る。
わたしはFREEDOM、自由ということを作品が教えてくれた。
だから何だか分からないけれどバーンと世界が広がった気がした。


あれから月日が経ち、今月渋谷のヒカリエで個展が再び開催されていることを知った。もちろん「行く」以外の選択肢は無かった。
そして今日。
作品たちから、たくさんのパワーをもらってきた。


じっくり見たい派かと言われればそうではない。どちらかといえば割りとあっさりしている方だろう。でも、これはわたしなりの直感を大切にしていて、コンスタントに見ている中でビビッとくるその感覚が好きなのだ。
やっぱり足が止まる作品があって、それが今のわたしには突き刺さるということ。もしかしたらまた月日が経って見たら別の作品で立ち止まるかもしれない。
でも、言えるのは、作品のオーラは月日が経っても変わっていないということ。
同じ作品を再び生で目にすることができて、やはりあのときの衝撃はすぐに蘇ってきた。


WHO MA I
誰でもない。わたしはきっと、誰でもない。



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