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阿蘇・南小国リアルライフ #1〜住まい編〜

九州の真ん中あたりに位置する、熊本県。
その中のずっと北・大分との県境に、南小国町はあります。
九州や熊本は知っているし行ったことがあっても、南小国を知らない人に
とっては、なんだかとてつもなく遠くて、奥深くて、一体どんな覚悟で移住を決めたの?と、思われることもしばしばです。

ところが町を出歩いてみると、たくさんの移住者に出会います。
町の職場を見渡せば、あれ、今日は地元出身の人より移住組が集まっているね、なんてことも。

暮らすことになった理由は、きっとさまざま。
だけど、この町に来て出会う人びとの生き方は、とても面白いのです。

ここでは、暮らしの「衣・食・住」をテーマに身近な実例をご紹介して、
南小国と、その近隣の町のリアルライフをお伝えしていきます。
いつかの移住を思い描いている方。描いてないけど、バーチャル移住してみたい方にも、へぇーっと読んでいただければ幸いです。

今の家と、どうやって出会ったのか


移住して暮らしていくために、必要なことを思い浮かべてみる。
その中でも、まずは「 家 」という居場所を決める方が多いと思います。
阿蘇・南小国に暮らす方に、住まいとの出会いを伺いました。

家との出会いは、その土地との関わりのはじまりでもある


Aさんの場合 : 家族連れ(仕事がきっかけ)

Aさんは東京生まれ。学生時代・結婚や出産・就職も、東京で過ごしてきました。
東日本大震災をきっかけに、地方での暮らしや生き方に心惹かれ、
仕事でご縁が生まれた南小国町へ、家族での移住を決意。
とは言っても、はじめの家は簡単には見つかりませんでした。
当時は町営住宅が無く、あとは自力でがんばって〜と言う状況…
インターネットでも見つからず、阿蘇市で知り合った不動産の方に紹介を受け、その当時、1軒のみ見つけることができた、古民家に引っ越しました。
内見した当初は物が沢山ありましたが、リフォームすると聞いて、即決。
契約までの期間に、やっぱり売ることにするかもと言われ(!)ヒヤッとした場面もありつつ、無事入居できました。
(🏡古民家の暮らしはエピソードも満載なので、また別の機会に綴りたいと思います)
引っ越してきて5年。現在は景色のいい場所に自宅を新築することができ、家族も増えました👶

古民家だからこその雰囲気を味わう


Bさんの場合 : 家族連れ(Uターン)

Bさんは結婚を機に、それまで暮らしていた首都圏から、パートナーの故郷である南小国町に引っ越してきました。それまで九州には縁はなく、
全く未知の状態でした。
パートナーは転職先の業務に勤しむ日々。新生児と相棒の猫、二人を守り育てる暮らしの為、親戚の近くに住もうと、南小国や小国町周辺で物件を探し始めました。
当時はWeb上の賃貸情報サイトから、物件を探していたエリアを管轄する不動産に直接問い合わせをする方法を取っていました。だんだん大分(日田市、竹田市、玖珠市)や熊本(阿蘇市、小国郷)も含め、広い範囲で探していたところ、偶然町内に賃貸の空きが出て、南小国町への引っ越しが決まりました。(地元の不動産にアクセスしたのが決め手でした!)


Cさんの場合 : ひとりで移住(仕事がきっかけ)

四国の町出身で、故郷への愛をつよく持つCさん。これまでに、幾つかの地へ住まいを移してきましたが、転職と共に南小国の町民となりました。
先に仕事先が決まったのですが、町にある温泉地の中にある社員寮に、
一部屋空きが出ていたので入居しました。
温泉地には、住み込みで働く為の社員寮を持つお店もあれば、そうでない所もあります。同じ集合住宅の住人は、温泉旅館に勤める方や、地域おこし協力隊の方などCさんとは業種の違うさまざまな顔ぶれ。
温泉地だからこその出会いも多く、そこから仕事に繋がる経験もされたそうです。

泉質の豊富さに足を運ぶ人が絶えない、温泉地の数々。


その他の場合

◯もともとは他の市町村出身で、進学と共に熊本市内で一人暮らし。
卒業後の就職や、南小国でのイベントのつながりから町民となり、
その後結婚、または出産して南小国町に根を下ろす人。
(夫の実家や、賃貸住宅へ住まう)

移住した友人家族に会いに、初めて阿蘇地方に遊びに来て、地熱や雄大な景色に一目惚れ。その後空き家バンクで出てきた山沿いの一軒家に、ひょいっと家族で引っ越して、やりたかった畑や植樹・茶摘みをして暮らす人。
(家賃は敷地の草刈り!)


「どうやって今の家と出会いましたか?」
住まいとの出会いをたずねることは、つまり
この土地・この町との出逢いを聞くことでもありました。

次回は 〜「食べる」編〜 として、
リアルライフをお知らせしたいと思います!


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