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ATM ①/全6話 【短編台本・世にもになるまで書いてみた・92作目】

これまでの話はこちら!

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〇 居酒屋

 夜9時過ぎ。
 大手のチェーン系居酒屋。この日も多くの客でにぎわっている。
 主人公の友人たちが話に花を咲かせている。

B マジか~ 〇〇さん結婚したんだ!
A そうなんだよ! しかも相手は吹奏楽部にいた××ってやつ!
B は!? あのメガネかけてたやつ!?
A そうそう! びっくりだよな~
B あぁ・・・ ・・・てか【主人公名】のやつ遅くね?
A もうすぐ着くって連絡来たんだけどな。もう1時間経つ・・・

 そんな話をしていると、主人公が目の前に現れる

主 ごめんごめん! 遅くなった!
B おい、いくらなんでも遅すぎだろ~ 
  金下ろすだけだろ? そんな時間かかるか?
A そうだぞ【主人公名】! 
  もしかしてあれか? 操作方法がわからなかったのか?w
主 なわけないだろ! 俺そんなジジイじゃねぇわ!
A じゃあなんでだよ。他に理由あるか?
B ねぇな。
主 それがあるんだよ。寄ったATMがさ・・・

 主人公 2人に事の真相を話し始める。

〇 駅・構内

 主人公 構内を歩き、居酒屋を目指す。急いでいるのか早歩き。
 どこのATMも並んでいる。

主 どこも並んでんじゃん・・・ 
  くっそ。今日の朝下ろしとくべきだったか・・・
  空いてるとこなんてどこにも・・・ ・・・あった。

 主人公 運よく空いてるキャッシュコーナーを見つける。

 キャッシュコーナーの外観。個室型で中にATMの機械がある。
 看板には『キャッシュコーナー 24時間年中無休・全銀行取り扱い可!』と書かれてある。

主 ラッキー! てか、こんなところにATMあったんだ・・・
  しかも24時間対応で全銀行取り扱い可能!?
  めっちゃいいじゃん! 今度からここ使おっと!

 まさに渡りに船。
 主人公 嬉しそうにドアを開け、キャッシュコーナーへと入っていく。
 ドアはゆっくりと閉まる。そして「ガチャン!」とロックされた音と共に完全に閉まる。

 正面から見たキャッシュコーナーの外観
 タイトルテロップ『ATM』


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