家庭菜園 ①/全4話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・103作目】
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○ 主人公の車・車内
軽自動車の車内。
主人公(男・サラリーマン) グラサンを掛けながら運転中。鼻歌まで口ずさんでいる。
主 (ナレーション)男の趣味と言えば何を思い浮かべるだろうか。
釣り?料理?クルマ? まぁ人それぞれ色々あるだろう。
ルームミラーに映る主人公の顔。
主 (ナレーション)そんな数多ある趣味の中で、俺がハマっているのが・・・
○ 目的地・駐車場
駐車場は結構混んでいる。ファミリーカーや軽トラックなど車種は様々。
主人公 車から降り、体を伸ばす。
主 あ~ やっぱ空気うめ~ たまにはこういう田舎もいいよな~
よっし! 早速一刈りいきますか! どれぐらいなってるかな~
主人公 心弾ませながら、入口へと向かう。その先には畑やビニールハウスが並ぶ。
主 (ナレーション)見ての通り「家庭菜園」だ。
会社の上司に勧められ、正直嫌々始めたが、やってく内にのめり込むようにハマっていった。
今じゃ「家庭菜園」が俺の生きがい。仕事を頑張る理由となっている。
一番の目標は「自分で作った野菜を自分で食べる」これぞまさに究極の地産地消。
そして今日は、手塩に掛けて育ててきた野菜達の収穫・・・
主人公 自分の畑に到着。畑の前で呆然と立ち尽くす。
主 ・・・え? 嘘でしょ?
主人公の畑 無残にも酷く荒らされている。
そんな彼の前に管理人(おじさん)がやってくる。
管 おや。お前さん来てたのかい。
主 か、管理人さん。これって・・・
管 昨晩、イノシシが荒らしたみたいでねぇ。残念だったねぇ。
主 そ、そんな・・・
主人公 わかりやすく肩を落として落ち込む。
主 (ナレーション)せっかく楽しみにしていたのに・・・
悔しい。悔しすぎる!
農園の立て看板(木製)のアップ。タイトルテロップが印字されている。
タイトルテロップ『家庭菜園』
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