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テクノロジーを駆使して、誰もがデジタル広告にチャレンジできる未来を。予算規模の大小に関わらず、企業の志に寄り添う

デジタルマーケティングにかけられる予算規模の小さい地方企業、中小企業に向き合うグロースデザイン本部。

マーケティング予算が少額で、ローカルビジネスを展開する企業向けに「アドクエスト」というサービスを開発・提供しています!

本部長の新岡 耕平しんおか こうへいさん、セールスグループのグループ長を務める方山 輝一かたやま てるかずさんに「アドクエスト」のサービス開発の背景から、今後目指していくことまでを伺いました!


ソウルドアウトのミッションを最も体現している組織へ

収益性の課題をテクノロジーで解決し、予算の大小に関わらず企業を支援

─── ではまず、グロースデザイン本部について教えてください!

新岡:地方企業、中小企業の挑戦に寄り添い、さらには挑戦するきっかけをより多くの企業に届けることをミッションに掲げている組織です。マーケティング予算が少額で、ローカルビジネスを展開する企業を中心に支援しています。

グロースデザイン本部は、2021年9月に社内プロジェクトとしてスタートして12月に組織化、翌2022年7月に本部化しました。


─── どのような経緯で生まれた組織なのでしょうか?

新岡:ソウルドアウトでは、私たちグロースデザイン本部ができる以前も、予算が潤沢にはない企業でも十分に支援できるような仕組みづくりに何度もチャレンジしてきました。

しかし、私たち広告代理店はマージン(手数料)で収益を得るビジネスであり、予算規模の小さい企業の支援となると、投入できるコストが限定されてしまうんです。薄利多売のビジネスなので、全体のお客さまの数を増やさなければ、ビジネスとして成立させることが難しくて。

なかなか軌道に乗らず、継続的に支援できない、ということを繰り返してきました。


─── なるほど。その課題を乗り越えて、現在の支援の形が可能になったんですね。どのような出来事が背景にあるのでしょうか?

新岡:時代の変化とともにテクノロジーが進化したことで、予算規模の大小に関わらず支援できるようになりました。業務内容によって機械化・自動化を行なうことで効率化、生産性を向上させ、少ないコストでも十分に支援できるようになったんです。

そこでコロナ禍の2020年に「少額予算のお客さまへの支援を拡充させたい」と会社に提言しました。

─── 新岡さんの提言から始まり、再挑戦することになったんですね。

新岡:そうです!

私自身、広島出身であり、ビジネス上の問題で支援できない中小企業や地方企業があることに、歯がゆさを感じていました。グロースデザイン本部には、北は北海道、南は九州と全国津々浦々出身のメンバーがおり、地方に思い入れの強いメンバーが所属しています。

ヒト×テックのハイブリッド型伴走支援サービス「アドクエスト」

人の手で初期設定を行ない、機械学習を最適化

─── では、お二人が中心になってつくったサービス「アドクエスト」について教えてください!

新岡:「アドクエスト」では、「デジタル広告の運用代行サービス」と「デジタルマーケティングに関する情報コンテンツの提供」を行なっています。

前者のデジタル広告の運用代行では、アカウント構成やKPI設定などの初期設定を時間をかけて行ない、配信初動からの成果創出を目指します。また、配信後は、データ統合・可視化するBI設定サービス「SOカシカ」を使い、広告主も代理店もリアルタイムで成果を確認できるようにして、透明性の高い運用を実現します。


─── デジタル広告の運用代行サービスの中で初期設定を重要視されているのは、どのような理由からでしょうか?

新岡:テクノロジーの進化によって広告媒体の機械学習が非常に賢くなった今、最初に機械学習が最適化されるような環境を整えることで、早期の成果創出につながり、その後のメンテナンスなども少なくて済むからです。

もちろん、アカウント構成やキーワード選定などの初期設定が適切とはいえない状態であっても、時間をかければ学習は進むでしょう。しかし、最初に環境を整えておけば、その分、機械学習のスピードを速めることができますし、成功確率も上がってきます。

私たちソウルドアウトでは、様々な業界業種と広告媒体での運用実績があり、その豊富な経験・ノウハウを活かして、成果を最大化します。

私自身、入社して6年間広告運用に携わってしてきました。担当したアカウントの80%以上で成果を改善してきた実績があり、「アドクエスト」には、これまでの経験やノウハウを注ぎ込みました。企業の皆さまには、自信をもっておすすめしたいです。


─── ノウハウをもった人が最適な設定を行ない、配信後は機械に任せる、ということですね。

新岡:そうですね。実際に、アカウント構成を見直したことで、獲得数が2倍になった事例や、獲得単価が40%改善した事例もあります。

最初の設定がうまくできていれば初動から安定した成果を出せますし、あとは細かなメンテナンスだけで成果を出し続けられます。予算規模の大小に関わらず、成果を追求できるんです。

保険会社
[ Before ]
・キーワード設定を含めたアカウント構成に大幅な改善余地あり
・広告表示オプションなどの設定が不十分
・自動入札設定を活用できていない
[ After ]
・アカウント構成を作り直し、除外キーワード設定を丁寧に実施
・広告表示オプションなどすべて設定
・十分にデータが蓄積された後、自動入札の導入・検証

ジム(複数店舗を展開)
[ Before ]
・自社にて、独学で運用
・アカウント構成が過剰に細分化され、媒体機能を十分に活かしきれていない
・プロモーション上、やるべき設定が不十分
[ After ]
・アカウント構成をシンプルに変更し、キーワードを大幅に増加
・自動入札の導入や、エリア設定の見直しなど、プロモーションに適した設定に
・テキストコミュニケーションにて運用状況を都度共有

デジタルの知識を武装することで成長できる

─── では、後者のデジタルマーケティングに関する情報コンテンツの提供について伺いたいです。デジタル広告の運用代行サービスはよく見かけますが、情報コンテンツの提供もセットにしているのはどういった意図があるのでしょうか?

新岡:広告主と代理店、お互いの努力があってこそ本当の成果に結びつくと考えており、サービスに組み込んでいます。

広告運用をしていると、広告主の「わからない」が原因で、成果の良し悪しを判断できず非効率な配信をしてしまっていたり、社内で正しく説明できず稟議を通すことができなかったりしているケースをよくみかけるんです。

ある程度デジタルマーケティングの知識を身につけることができれば、代理店と有意義な議論ができ、効果的な施策にチャレンジできたり、社内のデジタル活用を促進できたりと、成果にもつながると考えています。

方山:具体的には、SO Technologiesが提供している、Webマーケティング領域専門のeラーニングサービス「ジッセン! オンライン」が利用可能で、80名以上の講師・200以上の講座をいつでもどこでも受講していただけます。

ほかにも、ソウルドアウト取引先限定で毎月発刊している情報誌「SoldOut Journal」をお送りし、社内の成果事例やデジタルマーケティングの最新情報をお届けしています。

─── 広告主が代理店に任せっきりにするのではなく、広告主側でもデジタルマーケティングについての知識を身につけることで、パートナーといういい関係が築けるような気がしました!

新岡:そうですね。一つのチームとして、目標達成に近づいていけると思います!

デジタルマーケティングは金銭的なハードルは低く始めやすい一方で、専門用語や情報のアップデートが多く、情報収集の難易度が高いため、成果を出すのは難しいと感じています。

そういったときに、私たちのようにノウハウのある代理店と一緒に取り組むことになると思うのですが、地方企業や中小企業の場合、どのような基準で代理店を選べばよいのかわからないことも多い。

マーケティングは、会社の売上を上げる根っこの部分であり、そこを誰かに任せっきりになるのではなく、自分たちで考え、覚悟をもって成長を志していく必要があると考えています。

「相談窓口」として最適な提案を

─── 「アドクエスト」の特徴がわかってきました!営業面でこだわっているポイントがあれば教えてください。

方山:私たちソウルドアウトの理念でもあるように、お客さまにとことん伴走する支援サービスだということです。

運用代行サービスでは、週に一回は、お客さまと連絡を取るようにしています。実際の運用計画を相談しながら進めることで、目標に向かって成長を実現できると考えています。また、情報提供のコンテンツでも、お客さまごとに内容をカスタマイズしてお届けしています。


─── 週に一回の頻度でコミュニケーションをとられているんですね!

方山:実は、「アドクエスト」には前身となるようなサービスがあり、効率的な広告運用をすることに重きを置いていました。

しかし中には、効果がよくても解約につながるケースがあったんです。成果ももちろん重要ですが、代理店とのコミュニケーションや情報提供など、痒い所に手が届くようなサポートが求められていたんですよね。

また、冒頭に新岡さんがおっしゃったように、代理店のビジネスモデル上、ある程度潤沢な予算がない場合、簡単な報告や、月に一回レポートを送付するだけ、といった状況に陥りがちだったんです。デジタルマーケティングを通じて売上を増やすために十分な支援とは言い難いですよね。

だからこそ「アドクエスト」では、お客さまとのコミュニケーションを増やし、伴走する支援の形を大切にしています。


─── どのようなお客さまからの相談が多いのでしょうか?

方山:デジタル広告に課題を抱えている企業が多いですね。

お問い合わせをいただいたら、最初に現状や課題についてのヒアリングを行ないます。ですが、企業が抱えている課題の解決や、目指す目標を達成するためのゴールが広告ではないと考えられる場合や、現時点の優先順位として広告ではない場合には、別のサービスを案内することもありますね。

新岡:このサービスでは特にお客さまとの対話を大切にしていて、「相談窓口」のような存在でありたいと思っています。

徹底的な業務効率化と料金体系の見直し

─── 「アドクエスト」がどのようなサービスなのかがわかってきました。それでは、サービスが生まれた背景を伺っていきます。これまで軌道に乗らなかったサービスが収益化できたのは、テクノロジーの進化が大きな理由なのでしょうか?

新岡:そうですね。ツールを導入して徹底的に業務の効率化を行ない、運用にかける人的コストを圧倒的に圧縮できました。

加えて業務フローの整理も大きな理由の一つです。特殊なことをしているわけではなく、コツコツと一つずつ効率化していきました。

例えば、バナーを納品するというフローの中にも、お客さまに要件を聞いたり、社内のデザイナーに依頼したりと、必要な手順があります。本来なら1時間で終わるものも、整理できていなければ1時間半かかってしまうかもしれません。しかしフローを整え、さらにはRPAや自動化の技術を使って簡略化すれば、40分で終わらせることができる可能性もあるんです。

また、広告の入稿や運用は、デジタルオペレーションセンター四万十とも連携し、生産性の向上を目指しています。

方山:すべてのフローを自動化するのではなく、あくまでも自動化したほうが成果につながる部分を自動化します。そしてそこで捻出できた時間でお客さまに向き合えるよう、仕組みを整えています。

─── 「アドクエスト」では、お客さまから初期費用をしっかりといただくようになっていますよね。料金体系もこのサービスの特徴的な点だと思います。

新岡:代理店のマージンモデルのままだと、予算が少額のお客さまへのサポートが十分にできなくなってしまうんです。予算規模の大小に関わらず、サポートのクオリティを担保させていただくため、初期費用を設定しています。

方山:「アドクエスト」は、ああじゃない、こうじゃないと試行錯誤しながら、4か月ほどかけてリリースに至りました。

アドクエスト、今後の展望

成長を志す地方、中小企業に届いてほしい

─── どのような企業に活用してほしいと考えていますか?

新岡:デジタルマーケティングを通じて、売上を伸ばしたいという覚悟のある企業に活用していただきたいです。

正直、世の中にあるデジタル広告の運用代行サービスと比べると、少し高めの料金体系になっています。しかし、先ほどお話ししたように、支援体制を充実させるための設定です。

企業がデジタルマーケティングをやりたいと思ったときに、まず声をかけてくれるのがソウルドアウトであり、アドクエストというサービスになればいいな、と思います。ソウルドアウトが地方企業や中小企業の「駆け込み寺」のような存在になりたいです!

方山:デジタルマーケティングにチャレンジしたい企業、地方という理由で諦めてしまっていた企業など、より多くの地方企業や中小企業にこのサービスを届けて、売上を上げるお手伝いをさせていただきたいです!


─── ありがとうございました!

編集後記
「私たちこそがソウルドアウトの理念を一番体現している部署です」と語ってくれた二人。会社への提案からはじまったという「アドクエスト」が、これから日本全国の企業に届いていく未来が楽しみです!

【インタビュー・執筆:みやたけ(@udon_miyatake)】


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