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ボディービルダーの男に攻撃された夫の巻。 

何が気に入らなかったのか?

3月某日、オランダのフィットネスジムに通っている夫がトレーニングをしている最中に、一人のオランダ人に攻撃された。
金髪、長髪、TATOO入り超マッチョなボディビルダーの人で怖かったらしい。


これにタトゥーが入り、長髪金髪か!?

気に入らなかったのは、夫がジムにあるマシーンを使う前に除菌スプレーを使っている事、いきなり暴言をオランダ語で吐きながら彼のところへやってきて大騒ぎ。

ようやく気づいた夫が(イヤホンをしていてなかなか気づかない)何を言ってるのかわからないけど、謝るよ。何か問題があるなら話し合おう、と言ってもダメで、いきなり水をかけられたらしい。逃げたので、靴だけ濡れたらしいが。周りのみんなにここは逃げろと言われたらしく、受付に一言だけ告げて帰ったきたらしい。トボトボ。

自分の知らないところで、誰かを怒らせるのは本当に恐ろしい。

帰ってきて非常に興奮していたが、落ち着いてから警察に電話をして、フィットネスジムの名前やどういう人だったのかを報告した。

コロナ後こういう小さい犯罪の報告も、電話でできるようになり便利になった。警察官にはお気の毒、と言われたらしい。

基本いろいろ病院通いがやめられない体を彼は持っているので、ジムには行きざるをえないので、すぐに他のジムを探した。一年分払ったジムのお金は、その後すぐに戻ってきた。

オランダではコロナは終了している。イタリア人夫の中では終わっていない


マスクをしなくていいと決まったのに、95%くらいかけてるらしい日本や、ワクチンのことで控訴が続くドイツやイタリア、特にイタリア。他の国もまだまだコロナ関連のことが少々ある。この3年間は本当に人々の心が傷ついたと思う。

癌や、心臓発作で死ぬのはいいけど、コロナで死んではダメな感じである。

夫はそういうイタリアの考えを全て持ったままずっとオランダに住んでいる。オランダ人には決してなれない。

コロナに一度かかったけれど、やはり結構大変だったので、今も何気に気をつけている。だからの、除菌スプレーだったのだけれど……。

オランダは、スエーデン同様、マスクが必要だった期間は本当に短かった。元々オランダの科学者によるマスクは科学的に意味がないと言われたマスクは、誰もが勿論しない。一年位前にマスクは消えた。

除菌スプレーも、ジムやスーパーにはあるけど、誰もしない。彼が使ったのも、ジムのものではあるけれど。

トイレで手を洗ってる人も少なくなった。その結果、インフルとかノロウイルスは大流行、それがオランダ。

そして、最近では公的な期間ではコロナテストはなくなった。
だから統計も適当。病院に運ばれた人だけが、おそらく統計の対象だ。

普段は罹っても家でチェックするだけ。陽性の場合家にいるという義務もない。まさに、コロナに関しては終わった世界観なのである。

実際、コロナ以前の普通の生活を1年以上私たちはしている。私も彼が除菌スプレーをいまだに使ってるとは知らなかった。

というわけで頑強なオランダ人の気持ちがわからないわけではない。

なんで今更、こいつは除菌スプレーをそこら中にかけているんだ!』とでも思ったのであろう。もしかしたら除菌スプレーが乾く前に、その人はそこを触って気持ちが悪くなったのかもしれない。

サウナなどの場所、水っぽいところが本当に嫌なオランダ人を結構聞く。

でも、攻撃はねぇ。夫も可哀想であった。

世界は色々な常識で動いている、家庭の中も。


そして昨日、ゴミ箱の中に、日本のふわふわ手ぬぐいがまっ黒になってあった。な〜に、どういうこと?

どうやら靴墨を使って靴を拭いて捨てたらしい。(靴磨きが趣味な夫)

おいおい〜!

ふわふわタオル、こちらにはない質のいいもの、形も長くてこちらのタオルとはだいぶ違う。

だからと言って、靴拭き用と間違える? マイクロフェイバーの布と間違えたのだろうか? それも靴拭き用ではないよ……!

朝から忍耐、忍耐。私のお気に入りだったので、多少むかつく。
ちょっと悲しい、こういうことが多いと。(実に多い)カルチャーギャップは未だにある。

でも自分、とりあえず、ボディビルダーの攻撃男にはならないようにと心の中でそっと考える。一にも二にも、心掛け? 

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