コーヒーと砂糖のはなし
家でコーヒーを飲む時、私は砂糖を入れない。
カフェラテを飲む時も、ガムシロは入れない。
純粋に、コーヒーの苦味が好きだから。
でも、今日はいつもと違った。
砂糖入りのコーヒーを試してみたくなった。
というのも、先日黒糖を買ったのだ。
その黒糖のパッケージには、こんなことが書かれていた。
なんと興味深いキャッチコピー。沖縄コーヒー、試さずにはいられない。
さっそくコーヒーを淹れ、そこに細かく砕いた黒糖を入れてみる。
この一手間だけで、なんてことないただのコーヒーが「沖縄コーヒー」にランクアップするのだから、ちょっと得をした気分である。
熱々のコーヒーに、ゆっくりと黒糖が溶けていく。
スプーンで軽くかき混ぜ、一口。
・・・
…すごい、なんか、「丁度いい」。
苦いコーヒーがマイルドになってとても飲みやすい。それでいて甘すぎることもない。
私は、本場の沖縄コーヒーを飲んでみたくなった。
家で簡単に作ったこの沖縄コーヒーでさえこんなに美味しいのだから、きっとおいしいに違いない。
そして不思議なことに、いつもだったらコーヒーを飲むと何かお菓子やナッツなどが食べたくなるところ、そういった欲求が全くなかった。
それくらいこのコーヒー自体の満足度が高い、ということなのかもしれない。
たまには砂糖入りのコーヒーもいいな、というか、「黒糖入りの沖縄コーヒー」が飲みたいな。
思いがけず新たな出会いをした、今日のコーヒー時間であった。
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