『自分のために、誰を褒める? 』
よく、子育てや、子どものスポーツ指導では、
『褒めて伸ばすことが大切!』
と聞くことが多いですよね!
ただ、実際の子育てやスポーツ指導の現場では、
「褒めるとつい調子に乗ってサボるから…」
「褒めるよりも叱るほうが反骨心で伸びる…」
と、褒めることをあまりヨシとしない方もいらっしゃると思います。
ここで「褒めない指導はよくない!」と言うつもりはありません。
「褒める」も「叱る」も、一つのコミュニケーションの形ですからね!
ただ、私は思うのです。
褒めることって、実は、
『伝える側のための行為でもある』
と思うのです…
それは、
自分が「イイ!」と感じたことは、間違いなくイイ!
と、相手と一緒に“シェアして”確かめることができるからと、私は思います。
学校の勉強では、答えのある問題に取り組んできましたが、世の中には、正解のない問題で溢れています。
家庭でも、学校でも、スポーツチームでも、仕事でも、
人が集まれば、ときには意見が対立して、食い違って、衝突することもあるでしょう...
『グループ』が『チーム』へと成長していくために、それは必要なステップでもあるかもしれません…
ですが、『褒める』という行為には、
他者との考え方や共通認識のすり合わせを、とってもポジティブにすすめる効果があります!
『褒める』
⇒ (あなたの言葉に、行動に、心配りに、私は共感します!)
⇒ (私がイイ!って感じた“感覚”を、あなたとシェアしたい!)
そうです!
褒められると嬉しいし、褒める方だって嬉しいのです!
でも、いざ褒めるとなると、どんな風に褒めればいいか、押しつけがましくなっても嫌だし、照れくさいし、恥ずかしいし...
という方に、とっておきの褒め方があります!!
それは、
『ありがとう』
です。
あなたは、今日、何回「ありがとう」といいましたか?
(10回以上言った!という方は、もう既に「褒めるマイスター」かもしれません…!)
「ありがとう」という言葉には、
①感謝の気持ち
②共感の気持ち
2つの気持ちを相手に届けることができます。
しかも、
何度使っても、お金がかかりません!
コンビニのお会計でお釣りをもらったとき
エレベーターで先に降りるのを譲ってもらったとき
子どもたちから「ありがとう」って言ってもらったとき
まるで呼吸するように、反射レベルで『ありがとう』と言えるよう、
褒めることを習慣にしてみませんか?
そんな“あなたの姿”をみて、子どもたちもまた一つずつ、感謝の気持ちや共感の気持ちの届け方を、ゆっくりと学んでいくはずですから...!
いただいたサポートは、講座を必要としている、子どもたち・先生・指導者へ届けるために、大切に使わせていただきます。