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「メッセージ」(Arrival)

映画を観たのでそのことについても話してみようと思う。
これからこうやってみた映画についても色々書いたり、感想をあげていってもいい気がしてきた。とにかくたくさん書いてみたいし、間違ってもどんどん書き続けることしかできないと思えてきているからなんだと、自分に言い聞かせている。

ネタバレをするかもしれないが、もうかなり前の作品だし観た人やそういうのは別にOKという人の良心に甘えよう。怒られたらごめんなさい。
でもなるべく、そういうのじゃなく自分の言葉で書く。たぶん。

今回みた映画は「メッセージ」(原題Arrival)
Arrivalとは到着。とか到達。あるいは出現。みたいなイメージ。
そういう意味では、なるほどこの感じのイメージで合ってる気がする。
メッセージの題名は、やや直線的すぎて。。

この映画で1番思ったこと。
まずこの映画を知ったのは、Cornelius(小山田圭吾)の息子さん、Miloくんが雑誌かなんかで好きな映画に挙げてたことがきっかけだった。
彼とCorneliusとかの考えることがやっぱりどうしても気になっちゃう人間だから、当然この映画とかはずっと気になっていた。
しかしどうしてもSF映画を見始めるのは私にとって重い腰を上げるモノだった。

普段は割とジムキャリーのコメディやウディ・アレンの現実世界の会話劇、そしてフランス映画のちょっと複雑なカンジまで、私の好む映画はそういった現実感あるいざこざ?に感情移入するタイプである。
しかしながら、アニメとかの非現実も割と好きで、ガンダムやそういったものもすぐ感情移入できる。
実写によるSFに関してはちょっとばかし悲観的な目が多少はあった。
名作と言われている「2001年、宇宙の旅」はついていけずに寝てしまった。
「猿の惑星」も困惑してみていた。コントの延長気味としか思えなかったのだ。

しかし時が経って、ジョディフォスター主演「コンタクト」を見る。
それと同時に、ハイテクな技術が進歩していった人類はもう少しで宇宙の旅に行けるようになっているではないか。
SFに人類技術が追いついてきている。
これは私の「疑い」を真っ向から消し去ったのだった。

宇宙への期待や興味がベースになった私は、この「メッセージ」の内容にも十分入り込めるようになっていた。
そして大事なことは、この映画の映像が素晴らしく「一体どうやって撮ったのだ?」と思わせてくれることにあった。
映画の魅力を語る上で、この「どうやって撮った?」はとても良い興味の持ち方だと私は思う。

劇中に未確認生物が使う“文字”をみて気づいた。
「これはCorneliusがライブでやる前にスクリーンに投影しているやつだ」

開演前のcorneliusライブ

このリンクは私にとって嬉しかった。
こういう元ネタみたいなのを見つけた時、音楽でも映画でもすごく興奮してしまう。

きっと息子からお勧めされて観たCorneliusが、この映画からインスピレーションを得他のだろうと想像していた。
それを映画と同じように再現してしまう、映像作家の辻川幸一郎さんもさすがだ。

内容は他にも書きたいが、映画の映像のことを書いても誰も怒らないだろうと思ってそのことを書いた。あとは観た人が考えたり、感じたりすればそれが全て正解なんだろう。
一つの考え方や見え方が全てじゃないし、その方が映画は面白いから。

うろ覚えのセリフ引用したい。
「私は彼らに出会い、『時』の考え方が変わった」と確か言っていた気がする。
まぁ、定かじゃないところが映画を見た後って感じでサイコー。

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