見出し画像

20240125 療養メモ 自分の思考の出発点と認知の癖・・・双極性障害とのつき合い方

昨日、ライフデザインポートフォリオを作成するワークショップに参加して、そこから自分の思考の出発点が見えてきたことをnoteに書いた。

昨日、noteに書いたことから、
「自分の思考が、なぜ不安から出発するのか?」
ということに、さらに深掘りしていくこととなる。
そこには、いろいろと自分の自動思考やら、考え方、認知の癖などが存在しているはず。
そして、そうすることで自分を守ろうとしているはずだ。
人間は生きていく中で、自分の特性や周りとの環境やしげきによる経験によって、自分の得になる認知や行動をとるようになる。
これも、学習効果だ。
行動方針みたいなものがどこかに見え隠れする。

そんなことを考えていたら、一つ思い当たることが出てきた。
それは、「最悪の状態」をあらかじめとらえていることに気付いた。
もし、想定していない悪いことが起こった場合に、自分は果たしてそのショックを受け止められるだろうか?という、これも不安がある。
だから、あらかじめマイナスのところ、最悪のところをある程度想定して物事を考えるようになった。
こうした思考になるのには、育ってきた中で自分の中に大きなインパクトがやっぱりあったからだというのがある。

元々、ADHDやASDの特性が強い人間だから、こだわりも強い。
のんびり育ってきたなかで、小学校1年生の夏休みに小学校の体育館で見た「ピカドン」という短編のアニメ映画によって、強烈な恐怖感を植え付けられた。
今でも覚えている。
小学2年生で「はだしのゲン」の映画も見た。
そのことから、祖母に戦争の話を聞くことも増えた。
勝手に平和学習である。
そして、どうも自分は何でも自分ごとでとらえる癖があったため、そうした自分が体験したことのない話しに、強烈に感情移入すると言うか自分ごととしてとらえることとなった。
人権についての取り組みがとても活発な小学校だったことから、さまざまなモノに触れることとなる。
戦争、政治、差別、公害、貧困・・・
社会の問題は、今の自分の身に起こってはいないけれど、もし政治がおかしな方向に行ってしまったら、大人の集団の判断が変な方向へ行ってしまったら、おそらく戦争は起こるだろうし、同じ人間であっても差別によって苦しむことが生まれるだろうし、水俣病みたいに政府は嘘をつき誰かが犠牲になる、その犠牲になるのが自分になるかもしれない。
そうした考えが強烈に小学校の間にすり込まれた感がある。

さらに、1995年に兵庫県南部地震によって阪神淡路大震災が起こった。
「関西は、関東みたいに地震が多くないから心配しなくてもいい。」みたいな事がいわれていた。
その数年前に、サンフランシスコで大地震があり、高速道路の高架橋が落ちたりしていたけれど、これも「日本は元々地震が多い国で、そのことを踏まえて耐震基準が厳しいから、サンフランシスコのようにはならない」なんて話が出ていた。
ところが、阪神淡路大震災では、阪神高速が横倒しになり、新幹線をはじめ多くの鉄道の高架橋が落ち、耐震基準が厳しいはずのビルの途中の階がつぶれてしまったり、ビルが倒れたり。
木造家屋がつぶれたところに火が回って大きな火事がおこり、しかし消防車の絶対的な数が少ないから誰も火を消すことが出来ず燃え尽きるまで待つだけだったり。
これも、自分にとってはとても大きなショックだった。

結局、自分が学ぶモチベーションとなったのは、生きていく中でどんな大きなショックが自分のみに振りかかる恐れがあるのか?という事がベースになっていたのだろう。
それが、そっくりそのまま仕事の取り組む方法にもつながったりしたし、そうした社会の問題や課題を自分の立場から何が出来るか?ということを常に考えるようになったとも言える。

それが、自分の思考の出発点「不安」だったのだ。
そして、不安の解消というのは、おそらく死ぬまで訪れない。
この圧迫感によって、自分の精神が徐々に壊れていくことにもつながったのかもしれない。

仕事などによって自己実現したいことは、本当に世界平和なのだ。
心底、幸せに暮らすことの出来る世の中が夢なのだ。

未来のことはわからない。
今を生きることしか出来ない。
今が幸せであればいい。
確かにそうだ。
過去は変えることが出来ない。
しかし、未来はつくることが出来る。
そこに希望を持って生きていこうとしていた。
ところが、自分にはそうした力がないかもしれないという現実がある。
ここでの自動思考は、完璧主義だろう。
ちょっとでも出来ればいいじゃないかという事では、満足できない自分がいる。
この辺が、ストレスを大きくしてしまっているんだろうなと言うことも見えてきた。

自分のストレスをいかに小さくし、明るい未来へと向かえるようにどうしていくか。
まさに、そこが課題でもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?