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20240109 療養メモ 大変な時こそ六割主義・・・双極性障害との付き合い方

能登半島での地震災害があってすぐにボランティアで1週間ほどでかけていた人たちが帰ってきた。
その報告会があったのを見させてもらった。

そのお話の中であったことなのだが、大変だったり、人を助けなければと思ったりすると、人は全力で物事に取り組むようになるのだが、そうするとどこにもゆとりがなくなるために、だめになってしまうことがあるということだ。
だから、6割で取り組む。
どこかにゆとりがある状態でなければ、それこそ二次被害にあってしまいかねない。
そんなことを言っておられた。
で、それは常日頃、仕事でも生活でもそのようにしていると。

これって、すごく大切なことで、全力で取り組むというのはゴムを限界までぐっと引っ張り続けるという状態だったりする。
そうすると、ゴムが伸びてしまって縮まず機能しなくなったり、またはちょっとしたきっかけでゴムがちぎれてしまったり。
長く使おうと思うと、ゴムの能力の限界まで使っちゃダメなのだ。
人間の心や身体も同じこと。
人により耐性は違うだろうが、ずっと全力100%で取り組めば、限界がやってきたときに壊れてしまう。
できることとできないことをしっかりと自覚して、そして取り組まなければならない。

現地に入られた中で、失敗と思うようなことだったり、色々と課題だと思われることが出てきたり。
そうしたことに対処するには、絶対に自分で自分の実を守ることができるということが前提なのだ。
自分のみを守ることができないのに、他の人を助けることなどできない。
同じようなことを、自分もリハビリ中のクリニックで言われたことがある。
周りの人を大切にしたいと思うのならば、限界まで全力で取り組むのではなく、細く長くできることを積み重ねるほうが良い。
そんなアドバイスを貰った。

大きな地震が一度起こると、地殻が安定するまで余震がひっきりなしに起こる。
自分も1995年、兵庫県南部地震で経験したが、「この地震は一体いつ収まるのか?」とか、「また、大きな地震が来るんじゃないか」という不安がずっと付きまとう。
気が張り続ける。
そして、精神がおかしくなりそうな錯覚をも持つ。
不安な中で過ごしていると、何気ないことでも気分が動き勝ちになる。
思考も悪い思考が出やすかったりする。
気分で物事を判断しやすくなる。
誰だって精神的に追い詰められる。
だからこそ、頑張りすぎないということが大切。

六割主義。
日常から練習しないと、できないものだとも思う。

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