T-Rex Arms
寝ているとき私は必ず手首の関節をロックした体勢で寝る。
何のこっちゃ、だがとても落ち着くのだ。
インスタグラムを見ていたら
" T-Rex arms" という動画が流れてきた。
なんでも自閉症やADHDなどの発達障害のある人が
『脳がオーバーロードしてしまった時にやりがちな姿勢』らしい。
(きちんとした裏どりはしていないので不確かな情報である)
手首を軽く曲げて少し前傾姿勢になってつま先で歩く姿が
ティラノサウルスの姿勢に似ているということのようだ。
日本的に表現すると、いわゆる「うらめしや〜」とオバケが
手の甲をこちらに向けて前に出す、あの姿勢だ。
これ、私が寝る時の腕の形そのものなのだ。
私は「関節がキマッた状態」と呼んでいる。
そうやって自分の動きを制御すると、何ともいえず落ち着く。
どこかスッキリする感覚すらある。
耳が痒い時にする耳かきみたいなスッキリ感。
なぜこの体勢が好きなのかなとは思っていたので、
理由がわかった時はまさに長年の謎が解けた瞬間だった。
とはいえ私は発達障害と診断済みなわけではない。
しかし自閉スペクトラム症の息子のことや
私の過去を振り返ると自分もおそらくそうなのだろうと推測している。
息子はT-Rex armsはあまりやらないが、
眠る時には横で寝ている私の足の下に自分の足を突っ込んできたり
(寝づらいからやめてほしいが仕方ない)、
わざわざお父さんの下敷きになるような位置に自ら移動してくる。
自閉症に重い毛布が有効だとも聞いたことがあるので
もしかしたら軽く拘束される感覚は落ち着くものなのかもしれない。
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