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[読書記録142]令和の現場力

令和の現場力
遠藤 功 山本 孝昭 著

日本企業は現場は平成の30年で大きく痛んでいる。
ブラック企業や検査データの改竄、間違った働き方改革など平成という時代は、現場を軽視し、現場を痛めつけ、現場が壊れていく30年だったと言えるかもしれない。このままでは日本企業の再生復活はありえない。
令和に入った今こそ、現場から経営を組み立て直し、新たな時代にふさわしい「現場力」を取り戻さないといけない。
この本では令和の時代での業務改革を行い、現場に眠る創造性を覚醒させ、現場が主体的かつ自律的に業務を改革するようにすることを学べる本である。

気づき①「To Do」より「To Be」を考えよ
平成以前は「何をするべきか(To Do)」を考えることが重要な命題だった。あらかじめ定められた業務を、いかに効率的に遂行するかが問われていた。
令和の時代は、ゴールをどこに設定しているかを、自分たちで絶えず考えなくてはならない。しかも変化が常態化しているので、ゴール自体も変化する可能性がある。
「何をするべきか(To Do)」を考え前に、「どうあるべきか、何を目指すべきか(To Be)」を考え、設定することが求められる。

気づき②アイデアを生むのは、情報処理能力ではなく「情報編集能力」
昔は情報処理能力が高い人が役に立っていたが、今は、情報処理能力の時代ではなくなっている。
「こういう課題に対して私たちは何かソリューションを提供したい」という思いが常にあれば、いろいろな情報が頭の中に繋がる。それを「アイデアが降ってくる」と呼び、「情報処理能力」があると指す。
日頃からやっている仕事が「作業」ばかりだと、情報編集能力の力はつかない。

令和の業務改革を成功させるポイント
⑴「お金を生む」より「時間を生む」を目指す
⑵「情報の共有」よりも「意識と感情の共有」
⑶「会社のために」から「地域・社会のために」
⑷経営と現場の「距離」を縮める
⑸「慎重に検討する」より「いろいろやってみる」の姿勢で
⑹「客観」よりも「主観」

行動すること
1.To Beを考えながら仕事をする。
2.情報編集能力を高める。こなす仕事を減らす。
3.令和の業務改革の成功させるポイントを実践する。

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