前に、上司に言われた言葉がある。

「心と体は繋がっている。だから、心ではなく体を鍛えるんだよ。」

ちょっと納得したし、納得しなかった言葉だ。

確かに、熱が出て寝込んでいるときは心も下を向く気がするけど
別にゴリゴリに鍛えていなくとも、心はハッピーで居られると思ったからだ。

でも今はなんとなく理解できる。

心を鍛えることは容易でない

そう。心を鍛えることは容易ではない。

心の強さは一般的に数値化されていないし、
恐らくは流動性がある。
安定している人は問題ないかもしれないが、私のような若造はまだまだ不安定なのだ。

一方、体は鍛えやすい。

鍛えた感じもあるし、筋肉だって増える。
おまけに、やってやったぜという達成感までついてくる。

そして、丈夫で疲れにくい基礎体力のある体ができれば
相対的に疲れを感じるボーダーラインが上がって、疲れを感じにくくなるのだ。

まずは体を鍛えろというのは、理にかなった話なのかもしれない。

しかしまあ、自分に甘っちょろい私だから、有難い言葉を小耳にしつつ
今日もこたつでぬくぬくしている。

自分が良いと思うことをやればいい

もちろん、私が上司の言葉に感化されてジムに通うことになったら、
上司は喜ぶだろうし、私は心と体が今以上に強くなるだろう。

でも、それよりも今は
一人でゆっくり過ごす時間や、誰かと過ごす時間が好きで大切なのだ。

自分の心地良いと思うことを抑圧してまで、
やらなきゃいけないことなんてあるのかしら。

上司の言葉、大切なセオリー、周りの視線、自分への罪悪感、色々な思いがあるでしょう。

「それでも、私はこれがやりたい」と、
そう声を上げることだって、立派な心の強さだと思うのだ。

最近ヨガに興味があるので、気が向けばヨガを始めようと思う。

気が向けば。

ご清聴、ありがとうございました。

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