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お墓の草取りを家族でする習慣

毎年暑いさなかにお墓の草取りに家族ででかけては

ただひたすら雑草を抜くのです。

だんだんとこの苦行に飽きてくると適当に切り上げようと

いうことになって本当に適当に切り上げて帰ろうとします。

私たち家族のご先祖様のお墓は土葬の状態のものと

石で敷き詰められたお墓とふたつもあります。

石で敷き詰められたお墓の掃除なんて土葬のお墓と比べたら

楽で仕方がありません。

そもそも雑草もほとんと生えませんし。

お花はなぜか母が用意してくれます。それも適当に実家の庭に

生えている花でまかなってしまいます。

憂鬱な作業として汗をだらだらとかきながら無心で

土葬のお墓の草取りを父と母と長男であるわたしが

草取りをしてきました。

草取りって本当に面倒で蚊にも刺されそうになるし

いやでしかたがないものでした。

しかし、だんだんと家族で集まるためにお墓の草取りを

することで集まりたわいのない会話をしながら

最後にそれぞれがお線香をあげてお祈りすることに

なんらかの絆が生まれてるような気がします。

家族で食事をする団らんとは少し雰囲気が違いますけれど。

一緒に同じことをする連帯のようなものが何らかの

人のぬくもりを思い起こすようなのです。

最後のお線香で父や母が何をお祈りしたか

質問してみたくもなります。でも一度も聞いたことはありません。

それぞれの秘密です。そんな秘密もなかなか悪くないものだと思うんです。

長男の私以外のこどもは参加してこなかったのです。

でも今年からは父が体の具合を悪くしたので

子供たちの出番ということになりそうです。

今度は両親だけではなく兄弟の絆も一緒に集まる

よい機会になるように願っています。

今時土葬のお墓なんてとか思います。

お手入れが楽になるように石を敷き詰めたくもなります。

でもそうすることですごいお金もかかります。

結局草取りに除草剤をまくこともしないでひたすらに

手で抜き鍬や鎌などできれいにしていきます。

今から先の話になります。なるべく暑い夏がこないうちに

家族で一緒に草取りしあとは涼しくビールなんて飲んで

お互いをねぎらう集いの場ができればなぁと望んでいます。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今年のお盆に向けて何か進展がありますように。

ではまたの機会にお会いできますように。


#わたしの習慣

せっかくのお時間を割いてまでここに来られたことにまず感謝します。そして読んでくださるあなたのスキやコメントが大きな励みになっています。投稿したものは我が子のような同時に自分の分身のようなものです。どんな作品であれ一役買ってもらえたらば何よりの幸せです。今後ともぜひどうぞご贔屓に。