A very Merry Xmas. And ‥‥‥ 〜 SDGs・探究への招待 #103 ~
ある先生からうかがったお話を紹介させてもらいます。
みなさんは「BAND AID」というのをご存知ですか?
1984年のことです。
84年といえば、ロスオリンピックが開催された年であり、スペースシャトルのディスカバリー号が打ち上げられた年です。日本ではプラザ合意の前年ですから安定成長期の最後の年でバブル前夜です。
その年、エチオピアで大飢饉があって100万人餓死しました。アフリカの中でも最大規模の餓死者です。外務省の「アフリカ基礎データ」によれば、重債務貧困国といわれる国が全世界に40カ国あるそうですが、実にその33カ国までがアフリカに集中しています。
エチオピアの大規模な飢餓を知ったボブゲルドフとミッジユーロ(ウルトラヴォックス)というミュージシャンが、音楽チャリティを企画、活動しました。そのプロジェクト名が「BAND AID」です。
彼らは1984年12月、「Do They Know It's Christmas?」(ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス)というチャリティソングをリリースして一大ムーヴメントを引き起こしました。(1枚目)この趣旨に賛同したそうそうたるミュージシャンが参加しました。
「Do They Know It's Christmas?」
みなさん、どういう意味かわかりますか?
その先生は
「毎年この季節が来ると、自戒を込めて聴くようにしているんだ」
とおっしゃいました。それから
「『it’s』があるとないとでは意味合いが違うんだよ」
とおっしゃいました。
「Do They Know Christmas?」
「Do They Know It's Christmas?」
ではみなさん、
A very Merry Xmas. And ‥‥‥
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